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2016年8月31日 お笑いの終焉

 おはようございます。昨日は寒かったような気がしますが、今日は一転して猛暑日です。体調管理が厳しいですが、今日も一日がんばりましょう。私は、朝から敬愛大学に行っております。本日が最後であります。そして、8月も本日で終わりであります・・・。誠に歳月が流れるのは早く、恐ろしいといわざるを得ません・・・。

 過日、たまたまチャンネルをひねっておりますと、お笑いの番組を放映しておりました。ベテランというよりも、若手の方の漫才(?)でした。何組も出てきたのですが、司会者や観覧している人が大笑いしているにもかかわらず、肝心の私はまったく笑いのツボがわからず、憮然として見ておりました。全然おもしろくないのです・・・(笑っているのはサクラか? 番組の指示か?)。もはやお笑いの感性が若い人たちと違っているのでしょうか。

 たぶん、そうではないと思います。そんなにお笑いがブームというか、おもしろいのであれば、もっとお笑いの番組が増えてもいいはずです。総体的に人気がないので、番組も少ないのでしょう。

 周知のとおり、日本伝統の文化(?)も徐々にすたれつつあります。歌舞伎、能楽、邦楽の類は一部に熱狂的なファンがいるものの、決して大衆向けとは言えません。むしろ、縁遠いものといえましょう(放映するのはNHKくらい)。昔は、正月になると、鳥の鳴きまねや曲芸なども人気でしたが、今はほとんど目にすることがありません。

 講談、落語、漫才は正月だけでなく、よく放映されていましたが、今やほとんどテレビで見たことがありません。1970~80年代は猛烈な「漫才ブーム」で、チャンネルを捻ると、必ずどこかで漫才の番組をやっておりました。個々の漫才師の名前は挙げませんが、人目も憚らず、テレビの前で大笑いしていたのは間違いありません。今でもたまに放映されているのですが、われわれ中高年にとっては、まったくおもしろくないものとなっております。

 理由はよくわかりませんが、なぜあんなにおもしろくないのでしょうか? それは、テレビドラマも同じかもしれません。全世代がこぞって見る番組はほぼ皆無となり、今やテレビの視聴率も10%を超えると「合格」という時代です。テレビを見る人は、どんどん少なくなっていると聞きます。娯楽は大衆性を失い、個別化が進んでいるのでしょうか。

 どうでもいいことかもしれませんが。
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【研究会の開催】十六世紀史研究学会 第6回研究会開催のご案内

 十六世紀史研究学会 第6回研究会のご案内を申し上げます。下記のとおりですので、奮ってご参加ください(予約不要)。

 ※どなたでもご参加いただけます。一般の方も数多く参加されていますので、関心のある方はぜひ参加してください。

☆十六世紀史研究学会 第6回研究会開催のご案内

【日 時】2016年10月1日(土) 15時15分~16時50分(開場:15時00分)

【場 所】
市川市男女共同参画センター『ウィズ』 5F 研修室D(JR市川駅、京成市川真間駅徒歩5分)
 ※場所は、こちらでご確認ください。

【資料代】300円


 ※今回は史料講読会のみとさせていただきます。また、時間がいつもと違っています。

■史料講読会「下総高城氏の史料を読む」(第2回) 

 千葉県の戦国史を勉強するため、下総高城氏の史料(発給・受給・関連文書)を読んでいきます。古文書が読める方はもちろんのこと、これから古文書を勉強したい方、戦国時代に関心がある方の参加ももちろんOKです(初心者大歓迎)。過去の研究会を休んでいても大丈夫です。

 活字史料をもとに、読み下し、字句の意味、大意はもちろんのこと、史料の背景についてもできるだけ丁寧に調べたいと思っております(基本的に崩し字は読みません)。一度に全部は読めませんので、継続して何回か行います。


【十六世紀史研究学会の報告者募集】

 十六世紀史研究学会では、報告者を募集しております。1400年代から1600年代初頭の範囲でしたら、政治、経済、社会、文化などジャンルは問いません。場所は、市川市内(JR市川駅、京成市川真間駅近く)になります。どうぞ奮ってご応募ください。ご心配な方は、遠慮なくお問い合わせくださいませ。

2016年8月30日 人文・社会系の学問の危機

 おはようございます。台風の直撃こそ避けられましたが、なかなか風がきついものです。雨は少々というところでしょうか。涼しいといえば涼しいのかもしれません。

 もう旧聞に属しますが、文科省から通知が出され、「教員養成系学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」の部分が問題視されました。

 その後、誤解があるとのことで、弁明に必死だったようですが・・・。

 国公立大学は法人化がされたとはいえ、経費の多くが税金で賄われています。授業料は上げても構わないのですが、今のところは横並びです。人文社会系も理工系、医歯薬学系も同じですから、後者はかなり格安といえます。一方で、毎年少しずつ予算が削られており、徐々に人員が減っているという現実もあります。ただ、国公立大学の場合は、例外的に定員を少し割ることはあっても、私立のように大幅に定員割れをすることはまずありません。

 国公立に限らず、私立大学でも人文・社会系の学問は危機を迎えているように思います。多くの私立大学が定員割れを起こしており、学部の改組・転換が頻繁に行われています。法学部は法科大学院が事実上、ほぼ破綻したので、人気が急落しています。逆に社会的なニーズが高いとされる、医療、福祉、看護、教育などは人気があり、乱立状況です。一方で、歴史、文学、哲学などはどうなのでしょうかね。

 現在、大学に進学する人は、就職のために藁をもすがる思いで入学します。呑気に「教養を高める」などと悠長なことは言ってはおられず、「社会に役立つ人材育成」(これは当然でしょうが)を柱とし、実践的なことを学べることが期待されます。かつて短大といえば、英文科や国文科が多かったのですが、今は大半が姿を消しています。一般教育の英語なら文学作品ではなく、会話や時事的なものに力を入れるとかでしょう。

 昔はなかったような初年次教育やキャリア教育も必須です。かつてのように、先生に合わせて授業科目を設定するのではなく、あくまで学生本位になっています。平たく言ってしまえば、出口の就職に全精力を注がねばなりません。大学の評価項目はいろいろあるのでしょうが、すべては就職力に収斂しているように思います。

 世の中がそうなっている以上、「歴史、文学、哲学は大切なのだから切り捨てはおかしい」ということは正しいのですが(自治体における文化事業と同じ)、何らかの方策を考えざるを得ないのでしょう。実際、そうした学科を廃止し、医療、福祉、看護、教育などに転換する例は多々あります。

 ただ、歴史で言えば、多くの人が就職を希望する博物館、美術館、図書館、生涯学習の分野は儲かりません。だから、公的な部分で賄われ、民間はあまり手を出しません。財団法人の博物館なども、今や金利の低下で運営が非常に厳しい状況です。それゆえ、学芸員は正規で雇わず、非常勤が多いわけです。それどころか、運営そのものが民間業者に委託される状況です。

 たとえば、大人500円の入場料で、1日に100人が入場し、月に3,000人が来場したとしましょう。それで入る収入は、月にたったの150万円です。そこから人件費、建物の維持管理費、光熱水費を負担する訳です。そもそも、月に3,000人もやってくる博物館などは、そんなに多くはないはずです。生涯学習の講演も同じです。300円の聴講料で100人が入っても、たったの3万円にしかなりません。足りない部分は、税金で補うしかないのです。

 そのような性格を持つ学問が、いかに生き残っていくのか、存在意義を見出すことは大切な作業になりましょう。

2016年8月29日 藤田孝典『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』講談社現代新書

 おはようございます。台風が近づいているので風が強く、この季節にしては寒めです。台風の関東直撃は避けられそうですが、東北方面へ向かうようです。お気を付けください。

 さて、続けて表記の本を読みました。著者は実際に若者と貧困対策の現場にも携わり、同時に研究者でもあります。実践と理論が程よくかみ合い、興味深い内容になっています。昨今の若者の貧困問題は、報道されるとおりです。

・親が貧困であると、子供も貧困。

・一度、正社員からドロップアウトすると、貧困の状態が続く。

・非正規の枠から正規の枠に飛び込むのは非常に困難。

・大学などで専門的な知識を学びたくても、授業料が高すぎる、あるいは奨学金の返還が大変。

 このほか、著者は住宅問題を取り上げており、安くて快適な住居の少なさを指摘しています。つまり、正社員であっても、給与の半分以上が住居費で占められたり、いずれにしても貧困層には住宅の問題が大きいとメスを入れます。やはり「衣食住」というのは、生活の根本であるわけですね。

 1990年代前半のバブル崩壊以降、若者が正規の職に就くのは難しくなっており、就いてもブラック企業の問題が付いて回ります。同時に、過重な労働、成果主義、人間関係の軋轢などで、精神的な病におかされる人も少なくありません。そういう人が再び社会に出て、正規の職に就くのは困難とされています。学歴は関係ないそうです。

 また、古い考えの錯誤ぶりも指摘しています。たしかに私たちの親の世代(70代、80代)は貧しかったわけですが、周りも貧しく、地域のなかで助け合いながら生きてきました。ちょうど日本の高度成長期にもあたり、「がんばればなんとかなる」という時代でもあり、給与もぐんぐん伸びていた時代でした。そうしたなかで、結婚をして、子供を育て、マイホームを購入し、楽しい老後を迎えたわけです。

 ところが、今は貧困層が孤立している感があり、また「がんばればなとかなる」時代は終わりました。かつて、パートなどの非正規雇用は、夫の収入を助ける副収入的なものでしたが、今はそれだけで生きている人が少なくありません。誰もが正規にと思っていますが、雇用調整弁的な安い労働力として活用され、企業も正規化を拒む方向にあります。同時に非正規雇用の多くは(一部の専門的な職種を除き)、単純労働が多く、仕事のスキルアップや将来像を描けません。機械の代わりです。

 現在、大学ではいわゆるキャリア教育やインターンシップが盛んに行われています。悪くはないですが、現状を無視した理論的なものであり、実践的なものからはほど遠いように思います。特に、インターンシップは欧米のもとは異なる、理解しがたい形態になっています。こうしたことがあるので、巷の悪徳な就職予備校が儲かるのでしょう。経済的な問題、貧困問題を抜きにして、出口さえ良ければという発想では、若者の対策は非常に難しいように思います。

 余計なお世話ですが。

2016年8月27・28日 風間トオル『ビンボー魂 おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力』(中央公論新社)

 すっかり秋の様相ですが、また台風がやってくるようですな。用心、用心です。

 先日、図書館から借り出して読んだのが表題の本。昔、ある高名な先生から、福沢諭吉、J.S.ミルなどの自伝を読むように、とよくアドバイスをされました。むろん、ほかにもありますが、人生の成功者の言葉には、示唆に富むものがあると思います。最近で言うと、日本経済新聞社の「私の履歴書」などは、その一つに数えられます。ビジネスマンの愛読書と言えましょう。

 ところで、自伝を史料として使用する場合、いささかの注意が必要です。以下、問題点を列挙しましょう。

・本人の勘違い、記憶違いがあるかもしれないこと。

・良いところは強調して書くが、悪いところはあえて書かないとか。

・事実を改竄して書いていることがある。

 しょせんは人間のすることなので、完璧なものでないのは仕方がなく、ほかの史料との突き合わせは必要であるように思います。聞き取り(オーラル・ヒストリー)も同様で、都合の悪いことは忘れたとか、急に黙り込むとか、急に怒り出すとか、そういうことは特段珍しくないようですね。人間ですからいたしかたありません。

 著者の風間トオルさんといえば、われわれ世代では著名なモデル、そしてトレンディ俳優(死語ですな)の一人として有名です。当然、良いとこのお坊ちゃんと思っていました。数年前でしょうか、「徹子の部屋」で貧乏だったことを語ったのを最初として、以後はテレビのバラエティー番組で、積極的に発言することになりました。ことの詳細は本書を読んでいただくとして、驚きの連続で、まさしく「人に歴史あり」と思いました。

 歴史の勉強をしておりますと、「~体制」「~論」だとか、マクロな視点が重要であるとは思います。あるいは、個々の国衆などの来歴を詳細に調べたり、花押の形がどう変化していくかなども重要でしょう。しかしながら、人は歴史理論のなかに生きているのではないことを実感します。生身の人間には、一人ひとり歴史があるのだと実感しました。

 偉人の自伝も結構ですが、この本もお勧めです。ちなみに、宮脇健一さんの『名子役の虚構 ケンちゃんの真実』(バラス、1997年)、『ケンちゃんの101回信じてよかった』(講談社、2004年)も強くお勧めします。

2016年8月26日 スケールメリットの少ない日本の私立大学

 おはようございます。相変わらず暑いですね。昨日の夜も蒸し暑く、朝起きると例のごとく体がネバネバしておりました(苦笑)。一度、南下した台風が、また戻ってくるそうです。しかも、超大型とか。気を付けましょう。

 先日、友人から大学の国際化に関するシンポジウムのご案内をいただきました。錚々たる面々がパネリスト、報告者として登場するものです。それはそれはすばらしいもので、「どんどんやってくれ!」と思うわけですが、少なくとも小さな大学には無縁と思いました。学生募集で手一杯です・・・。

 私が高校生の頃は、子供の数が多く、何もしなくても受験生はいくらでも大学を受験していました。定員割れなど聞いたことがありません。ごく一部の大学だけだったのでしょう。しかし、昨今は周知のとおり、少子化のみならず、大学の乱立状況も相俟って、私立大学の多くは定員割れが常態化しています。

 一方、昔の大学は、基本的に授業をやって、先生は適当に研究をし、出口の就職支援をやっていればよかったのですが、今はそれだけではありません。

・授業は内容もさることながら(よりわかりやすく)、IT化に積極的に対応する。

・学力の低い学生への対応。

・研究は助成金獲得が苛烈化する。

・地域貢献が求められ、生涯教育以外への対応が必要。

・大学の国際化への対応。

・キャリア教育への対応。

・ボランティア活動の推進。

・高大連携の推進。

などなど・・・、挙げたらキリがないですが、業務が劇的に増えたのは間違いありません。ここには書きませんでしたが、学生募集は教職員が総動員です。

 学生数の多い総合大学は、教員、職員が多いので、そのスケールメリットを生かし、専門部署を作り対応ができます。しかし、小さな大学は、逆に教員、職員の数が少ないので、わざわざ「国際課」「研究支援課」「生涯学習センター」などの部局を作って対応できません。一つの部局が、それぞれの業務を担当することになります。ましてや、小規模校は職員数が少ないので、教員の校務負担が非常に大きいといえます。

 そのように考えると、乱立気味の大学が少ない受験生を奪い合うよりも、むしろ文科省が小規模校の合併を積極的に促し、スケールメリットを生かせるような政策転換が必要と思います。

 余計なお世話ですが。

【再告知】弊社の1周年、ブログ20万ヒットを記念してプレゼントをいたします

※再告知させていただきます。

 さて、弊社の1周年、ブログ20万ヒットを記念してプレゼントをいたします。以下の要領により、ご応募をお待ちしております!

【プレゼント】

『進化する戦国史』洋泉社 【1名様】
『真田幸村のすべて 大坂城決戦! 真田丸への道』毎日新聞出版 【1名様】
『真田幸村と真田丸 大坂の陣の虚像と実像』河出ブックス 【1名様】
『牢人たちの戦国時代』平凡社新書 【1名様】
『黒田官兵衛 作られた軍師像』講談社現代新書 【1名様】


『幕末・維新に学ぶ 英傑はいかに困難を乗り越えたか』歴史と文化の研究所 【10名様】

【応募要領】

 ハガキに以下の必要事項を記入して、弊社宛にお送りください。申し訳ございませんが、メールでは受け付けておりません。当選はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。なお、当落の通知やブログでの発表はいたしませんので、悪しからずご了承ください。また、当落の問い合わせにつきましても応じかねます。

1 郵便番号・住所
2 氏名
3 希望するプレゼントの書名(サインを希望する場合は、その旨をお書き添えください)
4 コメントがあれば、お願い申し上げます。

〔送付先〕
〒272-0804 市川市南大野2-4 A棟604号室 株式会社歴史と文化の研究所

〔応募締切〕
2016年8月31日(水)まで(同日の消印有効)

 奮ってご応募をお待ちしております!

2016年8月24・25日 連日の悲しい事件

 暑いですね。同じことを言いますが、暑さと涼しさと蒸し暑さが交互に訪れ、いささか弱っているところです。あと少しで秋です。そこまで何とか生存しましょう。

 それにしても、連日のように悲しい事件が起きますね。一昨日の某芸能人の起こした強姦事件には驚きました。知名度の高い女優の息子で、ようやく人気が出てきたところです。いつぞやのテレビでは育てるのが大変だったと言っておりましたが、まさかこんな事件が起きるとは、と思っております。本人はもとより、お母さんの仕事にも差支えがあるようで気の毒です。

 埼玉県の河川敷での少年の殺人(死体遺棄)事件にも衝撃を受けました。陰惨な事件は昔もあったのですが(逆に減少しているとか)、何かとマスコミで強調されがちです。

 ついでに申しますと、NHKの番組(貧困に関わる内容)に出ていた女子高生に対して、ネット上でのバッシングは絶えないとの報道もありました。おおむねこういう話は、事実無根のことから端を発し、「話に尾ひれがつく」と申しますが、さらにねじ曲がって伝わるようです。こうした話を聞くと、うんざりとします。

 昔と違って、「がんばればなんとかなる」という時代は終焉を迎えつつあります。貧困(貧乏ではない)は連鎖し、抜け出せないものとなっています。この問題についてはたくさんの本が刊行されていますので多くを申しませんが、残念なことです。

 最近では、飯を満足を食えない欠食児童が増えており、むろん学習塾など夢もまた夢です。学校に行かない児童・生徒もいると聞きます。入学の節目には、制服代などがかかります。部活をすればカネがかかります。ましてや大学や専門学校になると、莫大な学費がかかりますからね。たしかに食材を工夫すれば、安くてうまい料理を作れるのでしょうが、貧困家庭では親があまりに忙しすぎて、そこまで手が回らないのだと思います。それゆえ、偏った食事(菓子やインスタント食品)になるのでしょう。

 こうした問題については、スマホ、テレビ、ゲーム機、テレビがあるから贅沢だ、それを処分すれでばいいじゃないか、という人がいますが、それはあまりに残酷でしょう。片々たる事実を取り上げて誹謗中傷するのですから呆れます。その尻馬に乗っかる国会議員もいるのですから、情けない限りです。

 もう私なんかは栄養が十分に足りており、生産性も低いうえにお国に貢献していないので、そんなに食う必要はないのですが、せめて子供には腹いっぱい飯を食ってほしいものだと思います。

【講座のご案内】敬愛大学で講座を担当します

 私と客員研究員の赤坂恒明さんが、敬愛大学で講座を担当します。

☆赤坂恒明さん

テーマ「モンゴル帝国の建国とチンギス・ハン」

詳細はこちら

☆私

テーマ1「関ヶ原合戦・大坂の陣と真田一族」

詳細はこちら

テーマ2「織田信長の生涯を読む」

詳細はこちら

 よろしくお願い申し上げます。

2016年8月23日 健康+家具を買う

 台風で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。こちらは風が強かったのですが、さほど大きな被害は確認しておりません。房総半島は大変だったようです。

 去年と比較して、今年はまだ暑さがマシかなと思っておりますが、暑いのには変わりはありません。若い人も熱中症で倒れるくらいですから、私のような老体の疲労度は推して量るべしです。人類の歴史をひもとくと、(日本では)連日30度を超える日はかつてほとんどありませんでした。また、部屋を暖かくするのには体が慣れていますが、冷房を使って冷やすのには慣れていません。ここ半世紀あまりの現象でしょう。

 夏は体が疲れるので、いろいろと考えるのですが、やはり自然が一番ということになりましょう。それは、適度に体を動かし、栄養のバランスが取れた食事をすることです。また、節制を心掛けることも大切です。覚せい剤で捕まった某プロ野球選手は、現役時代に散々不摂生し(夜遅くまで酒を飲むとか)、サプリやニンニク注射でフォローしようとしていたそうです。しかし、それは某監督のいうとおり「本末転倒」で、イチロー選手のような体調管理が基本になりましょう。

 栄養の本で推奨されているとおり、多種多様な食物を摂取することが重要で、痩せるための偏食(トマトばかり食べるとか)はほとんど意味がないそうです。サラダならキャベツの千切りだけではなく、ほかの野菜も混ぜたほうが良いようです。ただ、一人ものは食材が余るので、厳しいところです。

 昨日観たテレビによると、疲れを取るには以下のことが重要とか。

・鳥の胸肉、タコ、イカ、貝類には疲労回復の物質が多く含まれている。

・体(特に内臓)は冷やさないほうがいい。

 ほかにもあるようですが、先述のとおりいろいろなものを食べることが健康につながるので、「偏食をしてサプリで補う」というのは避けるべきであって、まさしく本末転倒というべきかもしれません。むろん、ときに脂っこいものを食べたくなったり、甘いものを食べたくなったりしますが、それはバランスというところでしょう。

 ところで、昨日は家具を購入しました。台風のなかを業者の方が運んでくださったのですが、本当に大変そうでした。帰りにジュースを謹呈いたしました。さて、私はなぜ家具を購入したのでしょうか。

【新刊案内】拙著『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)

9月14日に、

拙著『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)

が刊行予定です。

予価:600円(税別)。

予約はこちら

何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年8月21・22日 オリンピックも高校野球も終わりました・・・

 ここ数日は天気の状態が安定せず、老体には非常に堪えるところです。ある日はとても暑く、ある日は涼しく、ある日は蒸し暑くてつらく、そして今日は台風です。秋が待ち遠しいものですね。

 20日(土)の研究会は、11名が参加。多少は、当日の天気も災いしたのでしょうか。突発的に何度か降る雨が恨めしかったです。次回は9月下旬を予定しておりますが、なかなか発表者も見つからないので、引き続き「下総高城氏の史料を読む」を継続する予定です。報告をご希望の方は、遠慮なく当方までご連絡くださいませ。おおむね1400年代半ばから、島原の乱くらいまでが時代の範囲です。また、参加は自由ですので、よろしくお願い申し上げます。歴史研究は楽しくやりたいものですね。

 オリンピックも高校野球も終わりました。高校野球に関しては、ほぼまったく関心がありません。子供の頃は好きだったのですが、いつ頃からか野球留学なるものがあり、都会から地方へ有力選手が流出するようになりました。理由はおおむね二つで、一つ目は都会の野球有名校ではレギュラーになるのが難しい(部員が多過ぎる)、二つ目は地方は高校数が少なく、強豪校に入学すれば甲子園に出場しやすい、ということになりましょう。それゆえ、地方の野球強豪校の場合は、地元の出身者がほとんどいないことも珍しくありません。どなたかが「プロだ」と言っていましたが、それに近いですね。

 オリンピックは、男子50km競歩が初の銅メダル。ぶつかったので「取り消しか!?」というアクシデントもありましたが、最終的には獲得が決定しました。ただ、男子マラソンは誠に残念な結果に終わりました。ここ数年、日本のお家芸のマラソンが弱くなったので、いささか残念です。世界はすでに2時間4・5分くらいがスタンダードですが、日本の選手は8分台も厳しい状況です。何とかがんばってほしいと思いました。

 とはいいながらも、ノンビリしている暇はなく、今日もがんばるしかありません。ちょっとぐにゃぐにゃですが、校正や原稿書きに邁進いたしたく存じます。お互いにがんばりましょう。

2016年8月20日 祝! 日本男子4×100リレー 銀メダル!

 朝から豪雨に見舞われ驚きましたが、今日は降ったり止んだりの天気だそうです。向かいのマンション(私の住んでいるマンションのライバルみたいなマンション?)は、夏祭りでにぎやかです。

 さて、本日は十六世紀史研究学会 第5回研究会がございます。ミニ研究報告と史料講読会です。お時間のある方は、奮ってご参加ください。楽しい、楽しい懇親会もございまする!

 今朝は、オリンピック関連で朗報が飛び込んできました!

 最初は、競歩50kmの銅メダル! 直後に接触による失格と判定され驚愕しましたが、失格は取り消されました! 荒井選手、おめでとうございます! まさしく快挙と言えましょう!

 そして、圧巻だったのが日本男子4×100リレーの銀メダル! なんとアメリカを破っての銀メダルでした(アメリカはその後失格に)。見事なバトンワークは、大変見応えがありました。おめでとうございます!

 今日は感動のうちに、ここまでにしておきましょう。

 さあ、準備の続きだ!

2016年8月19日 無念の歴史+家電を買う

 ※下の記事のプレゼント企画、ぜひご応募くださいませ!

 連日のオリンピックに大興奮です! とは言っても、体力的にLiveは無理で、そもそも忙しいので、ごく一部の種目をのぞいてはすべてダイジェストです・・・。まあ、仕方がないですね。連日の蒸し暑さでダウン気味でしたが、今日は暑いながらも多少はからりとした感じです。いやいや、助かりました。

 バトミントン、レスリング女子など金メダルラッシュですが、残念だったのが吉田選手。惜しくも銀メダルで、4大会連続の金メダルを逃してしまいました。そして、泣けたのが吉田選手のインタビュー。思わずもらい泣きしてしまいました。別に誰かに迷惑をかけたわけではありません。悪いことをしたわけでもありません。世界で2位なのですから、胸を張っていただきたいものです。

 ところで、考えてみますと、歴史というのは無念な人の歴史でもありましょう。

 秀才の集まる高校でも、成績が一番になれるのは1人だけです(以下、同率の場合を除く)。

 野球がうまい選手が集まる強豪校で、レギュラーなれるのは9人だけです。

 オリンピックの各種目で金メダルを取れるのは1人だけです。

 多くの人がトップを目指すのでしょうが(むろん、そうでない人もいる)、思いが叶うのはわずかな人だけです。残りは無念の思いをするわけです・・・。それでも多くの人は、どこかで気持ちの折り合いをつけて、前を向いて頑張るわけです。それができない人は、困ったちゃんになるわけです。無念の思いをしたから、人生の落後者と決まったわけではありません。前向きに頑張りたいものです。ちなみに、私も無念な人間の1人になりましょう。

 先日家電を買い替えました。「ぶっ壊れるまで使う」がポリシーでしたが、買い替えることにしました。

 買い替えたのは、電子レンジと洗濯機。ともに22年も使ったものです。電子レンジは、ダイヤルつまみ(時間の調整用)が少しバカになっておりましたが、洗濯機はどうもなかったですね。これで、京都時代の家電は一掃され、すべてが新しくなりました。何とも寂しいものですね。製品は使いやすくなったように思います。

 なんで私は、そこまでして家電を買い替えたのでしょうか?

2016年8月18日 【弊社の1周年、ブログ20万ヒットを記念してプレゼントをいたします】

 暑いですね。気温はそう高くはないのですが、ムシムシするのがじわじわと老体に堪えます・・・。

 さて、弊社の1周年、ブログ20万ヒットを記念してプレゼントをいたします。以下の要領により、ご応募をお待ちしております!

【プレゼント】

『進化する戦国史』洋泉社 【1名様】
『真田幸村のすべて 大坂城決戦! 真田丸への道』毎日新聞出版 【1名様】
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『牢人たちの戦国時代』平凡社新書 【1名様】
『黒田官兵衛 作られた軍師像』講談社現代新書 【1名様】


『幕末・維新に学ぶ 英傑はいかに困難を乗り越えたか』歴史と文化の研究所 【10名様】

【応募要領】

 ハガキに以下の必要事項を記入して、弊社宛にお送りください。申し訳ございませんが、メールでは受け付けておりません。当選はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。なお、当落の通知やブログでの発表はいたしませんので、悪しからずご了承ください。また、当落の問い合わせにつきましても応じかねます。

1 郵便番号・住所
2 氏名
3 希望するプレゼントの書名(サインを希望する場合は、その旨をお書き添えください)
4 コメントがあれば、お願い申し上げます。

〔送付先〕
〒272-0804 市川市南大野2-4 A棟604号室 株式会社歴史と文化の研究所

〔応募締切〕
2016年8月31日(水)まで(同日の消印有効)

 奮ってご応募をお待ちしております!

2016年8月16・17日 祝 20万ヒット!

おはようございます。暑さがぶり返してきた感があります。お互いにがんばりましょう。

いつの間にか、

当ブログは20万ヒットを達成しました!

お祝いコメントのある方はどうぞ!

お約束のプレゼント応募要領は、近々にアップします!

お楽しみに!

原稿依頼、講演依頼は大歓迎です!

引き続きよろしくお願い申し上げます。

2016年8月15日 SMAP解散+女子マラソンもろもろ

 夏らしくなく、非常に過ごしやすいですね。かえって、体調が悪くなりそうです??? 今日もしくは明日から出勤の方も多いでしょう。お互いにがんばりましょう。

 昨日から各方面に衝撃を与えているのは、国民的なアイドル・SMAPの解散になりましょう。今年の1月、マネージャーとともに独立を画策し、失敗に終わるという事件がありました。結果、5人は事務所緒に残りましたが、テレビで謝罪するなど大きな騒動になりました。以後、5人の関係は悪化し、結局は元に戻らなかったということになりましょう。報道によると、メンバーのうち2人の関係が最悪に悪く、関係修復に至らなかったとのこと。

 そして、メンバーのうち4人が社長と面会した際、3人が休養を受け入れず、解散を申し出たといいます。NさんとKiさんは解散を望んでいなかった節がありますが、結局は残りの3人に押し切られた形になったそうです。人気アイドルグループとしては、誠にあっけない解散ですが、やむえないことでしょう。すでにそれぞれが独自で活動を展開しており、徐々に結束が弱まるのは仕方がありません。グループの宿命と言えましょう。今後、連日のように報道されるでしょうが、数年後には別の形で特集されるかもしれません。

 さて、オリンピックです。

 大いに期待された女子マラソン。私自身が最初から見る体力がなく(苦笑)、途中から見ました。メダルが期待できる種目です。ところが、私が見た時点で、すでに日本女子選手は後退しておりました。結局、暑いなかで福士選手は2時間30分を切りましたが、14位に終わりました。ほかの選手も頑張りましたが、残念でした。これで、女子マラソンは3大会連続でメダルを逃したことになります。お家芸の復活をお願いしたいところですね。

 さきほどは、男子100メートルの準決勝を見ました。日本選手も大いに期待されましたが、山県選手は惜しくも5位(自己ベスト)で予選落ち、ケンブリッジ選手も予選落ちでした。ボルト選手は予選から余裕しゃくしゃく。途中からはジョギングでしたが、圧勝でしたね。もう驚きです。 準決勝には10秒20を切ればなんとか行けそうですが、決勝進出は9秒台でないとダメですね。それは大いに痛感するところです。決勝の世界記録に期待しましょう。 

 オリンピックの続きです。

 「一人ブラック企業」の特権で、むりやり休憩を取って、100メートルと400メートルの決勝をLiveで見ました。いやいや、もう圧巻ですね。400メートルは、42秒台に迫る世界新記録! 3位までが43秒台! 日本記録は44秒台ですが、現役選手のベストは45秒台です。44秒台前半の自己記録を持ち、コンスタントに44秒台で走らないと、上位入賞は難しいですね。

 100メートルもボルト選手の圧勝。途中までどうかと思いましたが、後半の伸びで勝利を得ました。こちらも、コンスタントに9秒台を叩きだす力がないと、もはや上位入賞は叶いません。

 決して日本の選手がさぼっているわけではないですが、世界のレベルが着実に上がっているということでしょう。

【緊急告知】弊社1周年記念とブログ20万ヒットを記念して予告

今年の10月1日をもって、弊社は1周年を迎えます。

今のところ倒産する気配はなく、何とか無事に迎えられそうです。

また、いつ始めたか忘れましたが、ブログも近々に20万ヒットを達成しそうです。

そこで、ブログが20万ヒットした時点で、1周年を記念してプレゼントを企画します。

大したものではないですが・・・。

楽しみにお待ちになってください!

2016年8月14日 やはり世界はスゴイ!

 日中は別ですが、朝夕はかなり過ごしやすいです。今日にいたっては、日中も涼しそうな雰囲気です。このまま秋に突入するのでしょうね・・・。8月もあっという間です。

 ところで、リオの陸上競技も本格化。とにかくレベルの高さに圧倒されます。日本選手も出ていましたが、あまりにレベルが違いすぎます。決勝に残るのには、日本記録を越えないといけません。世界のトップは、楽々と走ったり、飛んだりしています。余裕ですね。10,000mは最初こそスローペースでしたが、徐々にペースが上がると、もう日本選手はついていけません・・・。当然、優勝記録は日本記録を上回っています。恐るべしです。

 女子100メートルは、福島選手が欠場。残念でしたが、決勝に残るには10秒台が必要ですから、よほどの記録更新がないと、決勝進出もならないわけです。200mを期待しましょう。男子の100mも「あるいは」と思います。超人的な爆発を期待したいものですね。

 水泳、柔道、体操が随分と好調だったので、少し陸上競技は見劣りします。正直、メダルは厳しそうですが、何とかがんばってほしいと思います。女子のマラソンは期待できると予想しています。

2016年8月13日 陸上競技はじまる+往年の名著

 関東は31度前後と気温が低めで(暑いのは暑いですが)、部屋にいるとよく風が入ってきます。例年に比べて、過ごしやすい印象が強いですね。夜は冷たい風が入ってきます。

 オリンピックも、12日から陸上競技がはじまりました。

 昨晩は女子1万メートル。何と29分台前半の世界記録! ちょっとした男子並みの記録なのでびっくりです! 日本人女子も頑張りましたが、やはり世界の壁は厳しかったですね。800メートル予選は、日本選手が出場した組はスローペース。もしやと思いましたが、わずか0.01秒の差で準決勝進出を逃しました。誠に残念です。そして、今朝は男子400メートルでしたが、やはり日本選手は惨敗。水泳や柔道と比べて、無残な結果となりました。

 オリンピックの参加標準記録はAとBがありますが、記録の劣るBのほうでは、まず勝ち目はありません。Aでも非常に厳しいように思います。400メートルの予選では、おおむねトップの選手は45秒前後でゴールしますが、自己ベストは44秒前後とかなり余裕があります。しかし、日本人選手の自己ベストは45秒台前半なので、ほぼ自己ベストを出さないと準決勝に進めません。つまり、そもそもが準決勝に行ければ「御の字」ということになりましょう。

 しかしながら、オリンピックで急速に力を伸ばし、あれよあれよという間にメダルを獲る選手もいるのですから、大いに期待したいところであります。特に、男子4×100メートル・リレーは期待できます。

 ところで、往年の名著です。

 「日本の古本屋」で古書を探すのが効率的ですが、神田神保町などをぶらりと歩いて、掘り出し物を探すのも楽しいものです。均一棚(100円、300円、500円とか)に目をやると、往年の名著が目につきます。かつて私たちが随喜の涙を流して、乏しい小遣いをはたいて購入した名著の数々です。

 しかし、今はかなり安いです。というのも、たくさん印刷して、たくさん買ってもらって、たくさん古書として流通しているからでしょう。その割に、今となってはあまり需要がないので、値段が下がっているわけです。前回も申しましたとおり、最近の専門書は値段が高いのですが、逆に部数を減らしている影響もあって、さほど古書市場に流れません。

 かつて、岩波書店の「図書」の翌月の刊行予定書目をみると、A5版の用紙にぎっしりと小さい文字で書かれていました。今は少し字が大きくなって、行間にもゆとりがあります。本全体が売れないからでしょう。

 今日もがんばりますよ。

2016年8月12日 水泳のメダル+ゾッキ本

 暑いですが、風が吹いているので、いささか涼しいような気がしています。日陰にいると涼しいので、外へ出たときは、日向を避けて歩きましょう。まあ、常識ですが・・・。

 朝からメダルラッシュです! 水泳の金藤選手、萩野選手それぞれ金と銀。おめでとうございます! そのため、朝からかかる予定だった仕事に支障が出てしまいました(と、人のせいにする・・・)。今日から待望の陸上競技がはじまりますから、大いに期待したいと存じます。ちょっと水泳よりも厳しいかもしれませんがね・・・。

 ところで、先日は創文社の廃業について書きました。ご存じかもしれませんが、新本がいわゆるゾッキ本として市場に流れることがあります。本は基本的に割引販売はできないのですが、在庫が余っているときに見切り品として、古書店などに流れ安値で売られることがあります。おおむね半額以下です。新本店でも扱っていることがあります。

 かつては、出版社が倒産したとき(あるいは廃業したとき)、新本が格安で市場に流れることはありましたが、こうしたことはここ数年の流れでございましょう。実は私も利用しているのですが、最近はそうした本をカタログ販売しているところもあります。おおむね半額以下ですが、なかにはもう少し格安のものもあるので、全体で6割引きくらいで買っているような印象です。

 実は、倒産・廃業以外のケースでも、在庫がだぶつくと倉庫代がかかるので、早めに在庫処分をする例もあります。本は出版してから時間が経つと、どんどん売れなくなります。書店の棚からも撤去されます。売れないものは、せめて原価だけでも回収したいという気持ちになりましょう(原価にもならないかも)。通常、本の売り上げは、6か月後に取り次ぎから入金されますが、ゾッキ本の場合はもっと早く(1・2ヵ月後とか)回収できると推測されます。

 学会などで2割引きで販売しているのは、取り次ぎや書店などのマージンが浮くからです。

 いちおう本を書いている身としては、バカ売れはしないにしても、せめて在庫が払底することを願っております。おおむね刊行部数の7割程度が売れれば、何とか合格点といわれています。

 現在、書店の倒産・廃業も問題視されていますが、出版社にも同様の事態があります。私も悪い頭をひねっていろいろと考えていますが妙案は浮かびません。とはいえ、暢気に構えていられません。がんばらなくては・・・。

 原稿執筆、講演依頼は大歓迎!

 よろしくお願い申し上げます!

 1年365日、休みはありません!

2016年8月11日 メダルラッシュ+言論統制

 おはようございます。本日は、いささか過ごしやすいようです。今日は「山の日」とか。存じませんでした。そんな休みがあったとは!まあ、私には一切関係がございませんが・・・。

 それにしても、メダルラッシュです。水泳、柔道、体操がすごい勢いですが、カヌーのような馴染みのない競技も大活躍! Liveで見るのは困難ですが、朝の報道番組で確認して感動しています。オリンピックがはじまる前はぐちゃぐちゃ言っていましたが、いざはじまると大変すばらしいものですね。

 残念だったのが福原愛ちゃん(もう27歳とのことで、「ちゃん」もどうかと思いますが)。準々決勝までは快進撃でしたが、準決勝で敗退後は精彩を欠き、結局、3位決定戦では負けてしまいました。盟友の石川選手も早々に負けてしまったので、日本勢は誠に残念でした。まだ団体戦があるので、大いに期待したいところです。

 私が大いに楽しみにしているのは、明日からはじまる陸上競技。日本人選手のメダル候補もいますが、水泳や柔道のようにほぼ確実に銅メダル以上の選手はいないように思います。厳しい状況です。これまでも世界選手権などでは、実力を十分に発揮できずに(自己記録に遠く及ばない)、予選で消えていく選手が少なくなかったようです。まあ、何とか頑張ってほしいものですね。

 それにしても、オリンピックの解説は堅実なものが多いですね。まあ、公平に冷静に分析するのも結構ですが、もっと日本選手に依怙贔屓したような、めちゃくちゃな解説があってもいいように思います。サッカーでは松木さんがやるのかと思いきや、今やあまりに日本びいきなのが災いしたのか、あまり出ないようです。

 その点、スポーツではないですが、TOKYO-MXで長谷川幸洋さんが司会を務める「ニュース女子」はおもしろい。民放のキー局のニュース番組は、まったくおもしろくないですが、こっちはコメンテーターの人選がめちゃくちゃなのか、真偽はともかく見ていておもしろい。MXといえばアニメですが、「ばらいろダンディ」や「5時に夢中」もめちゃくちゃでおもしろい。

 スポーツもニュースも言論統制があるのでしょうか。もっとはじけてもいいように思いますが。

2016年8月10日 創文社ショック

 ※下の記事「『「但馬国」出石の城を解剖する』(但馬歴史文化研究所編刊)の購入につきまして」もご覧ください。

 いやいや暑いですね。オリンピックでも続々メダル獲得の一報が届き、カヌーでも初の銅メダルです。おめでとうございます! 深夜から明け方に競技が行われますが、もうダウンしていますので、朝のニュースで確認です。

 さて、今日からは敬愛大学(千葉市稲毛区)で講座がございます。

 ところで、過日の新聞で、人文・社会系の学術出版社・創文社が4年後に廃業するとのことを知りました。日本中世史はあまりなじみがないですが、日本法制史ではすっかりおなじみです(東洋史、西洋史も強いです)。また、哲学や経済学などの学術書を多数出版しています。戦後まもなくにできた出版社ですから、もはや老舗と言えましょう。

 理由はというと、売り上げが年々下がっているからです。報道によると、10年前の3分の1しかないそうです。社員は6名とのことですが、売り上げの激減は厳しいところでしょう。一般的に会社は早めに整理したほうが、ほかの方に迷惑をかけないので良いとされています(最悪の場合、連鎖倒産があるので)。

 日本史の場合は「町の歴史家」がいるので、時代や分野にもよるのでしょうが、少し難しい本でも売れるのかもしれません。しかし、同じ歴史でも東洋史や西洋史になると、史料や論文の入手が困難になるので、「町の歴史家」はぐっと減ります。これが社会科学になると、大学などに所属する研究者はいても、「町の経済学者」はあまり聞いたことがありません。研究という意味では、かなり数が限定されるのかもしれません。哲学も同じでしょう。

 高度な内容の学術書は、数百部単位で刊行されます。それもごく一部の例を除けば、すぐにすべてが売れないので、何年もかけて売るわけです。それも昔は700~800冊が初版の刷り部数でしたが、今はその半分と聞いています。昔は300頁の専門書は、6,000円前後で買えましたが、今は10,000円前後です。刷り部数を減らせば、単価を上げざるを得ないのです。史料集はもっと刷り部数が少ないと思うので、1冊が20,000円近くするのも珍しくありません。

 歴史で言えば、昔は中学や高校の先生も岩波の講座日本歴史などを購入したり、関心ある分野の専門書は購入なさっていたようです。しかし、今やそんな方は少ないようです(非難しているわけではありません。人の自由ですから)。また、先述した「町の歴史家」も高齢化が進んでいます。一見すると、歴史ブームといわれますが、私自身はそうは思っていません。年々、右肩下がりのような印象を受けています。

 おおむね海外では、学術出版は大学の出版局(部)でしか成り立たないといわれています。遅まきながら、日本もそんな時代になったのかもしれません。私自身も自分の論文集は、自社でISBNを取得したので、自社生産になると思います。書店に流通させても意味がないので、すべてネットを通した通信販売ということになりましょう(図書館へはDMとか)。

 そんなことを考えつつ、盆もなく働きます・・・。

【再掲載】『「但馬国」出石の城を解剖する』(但馬歴史文化研究所編刊)の購入につきまして

 ※好評とのことで、近々に完売の可能性があります。ご入用の方はお急ぎくださいませ。

『「但馬国」出石の城を解剖する』(但馬歴史文化研究所編刊)の購入につきまして

 ※弊社では販売しておりませんので、お間違いのないようにお願いします。

 詳細は下記のとおりになっておりますので、ご入用の方はお急ぎになってください。

〔問いあわせ先〕
山名氏城跡保存会 事務局 川見章夫様
メールアドレス:yamana■nkansai.net(■を@に直してから修正してください)
値段:1,500円(送料込み)

※申し込んでいただきますと、書籍と共に振り込み用紙を入れておりますので必要事項を記入して、お支払いをお願いします。 

〔概要〕
① 20年ぶりに、待望の書籍が発刊!!
② 文献資料・発掘調査から見えてきた室町・戦国・江戸時代の「但馬国」と
「出石」の真実
③ A4板 フルカラー 132ページ
④ 定価1500円
⑤ 刊行の趣旨
 山名氏城跡保存会として、1985年発足してから第1集~第5集まで機関誌を発行してきました。その内容は、1995年此隅山城跡・有子山城跡が国史跡指定になるまで、但馬考古学会・但馬史研究会の協力を得ながら開催してきた歴史講演会・保存会の活動など中心にまとめたものでした。1995年第5集『国指定記念特集』を発刊してからおよそ20年、ちょうど本会発足30年目にあたると年に発行することができました。第6集のテーマは「但馬国:出石の城を解剖する」です。山名氏城跡保存会の出発である此隅山城、また有子山城跡・出石城跡の発掘調査が行われ、新たな歴史的な発見がありました。その貴重な内容を多くの方に伝えるべく企画したものでした。幸いなことに、山名氏について次々と研究成果を発表されておられる渡邊様のご協力で、山名氏についての新たな見方を第6集で紹介する機会を得ました。ことができました。また、西口氏、谷本氏、宮村氏、小寺氏、西尾氏と現場の発掘調査・縄張り調査究に関われれた方々からのご協力もあり、第6集は、幅広く、深まりのある、今までの日本歴史研究の蓄積・研究成果、また但馬、出石地域の歴史調査研究の踏まえたを貴重な論文・報告集になりました。読み応えのある書籍で、歴史の面白さ・深さを実感できる本です。幅広く、多くの方に興味をもって手にとって頂きたく、A4板のフルカラーにしました。


目次から 「執筆内容の紹介」
但馬山名氏の動向と権力を論じた、全国的に大注目の歴史研究家「渡邊大門氏」の執筆
国史跡指定此隅山城城下の「宮内堀脇遺跡」発掘調査を進められた「西口圭介氏」の執筆
戦国期但馬の山城が織豊政権と深いつながりが明らかにした「谷本進氏」の執筆
出石城二の丸の発掘調査を進められ、埋没石垣の存在を明らかにした「宮村良雄氏」の執筆 
出石城三の丸「対面所」の発掘調査から、初めて対面所の遺構と出土物を明らかにした「小寺誠氏」の執筆
近世出石城がどのように形成されたのかを解き明かした「西尾孝昌氏」の執筆
江戸後期出石城下の絵図から間口・屋号などを読み取り、町人の姿に迫ろうとした「川見章夫氏」の執筆
そのほか、出石町に残る山城13城の紹介、山名氏城跡保存会7年間の歩みの記録など

2016年8月9日 金メダル、おめでとうございます!

 昨日は寒いくらいだったが、今日はかなり暑いとのこと。要注意。

 大河ドラマ「真田丸」批評が更新されました。こちら

 そこには、次のように書いております。

 「人生は日向を歩き、暑い夏は日陰を歩くのがベストです」

 くれぐれも気を付けてください。

 連日、オリンピックで湧いています。開始前は、施設・設備の完成が懸念されたり、治安悪化が問題視されたりしていましたが、はじまると誰もそんなことは言いません(本当はまだあるのかもしれませんが)。昔は無理をして遅くまで見ていましたが、今は12時くらいまでは起きていますが、以降は翌日放映のダイジェストで我慢です。

 スポーツ大会には世界選手権などがありますが、やはりオリンピックは注目度が違います。陸上競技は2年に1回ですが、オリンピックは4年に1回です。頻度の違いも作用しています。ただ、ゴルフ、テニスなどは賞金が出ないので参加を希望する選手が少なく、サッカーは年齢制限があるので、必ずしもベストメンバーとは言えないようですね。

 水泳の荻野選手、柔道の大野選手、体操団体の金メダル、本当にうれしいものです。メダルを獲った瞬間は、関係ないのに私もガッツポーズをしてしまいます。もちろん銅メダルの人も多数いるので、感激をいたしました。柔道は日本の国技とはいえ、もはやワールドスポーツですね。簡単には勝たせてくれません。

 とはいいながらも、注目されるのはメダルを獲った人、もしくは入賞者だけで、無念の予選落ちはテロップのみです。しかし、彼ら彼女らがさぼっているわけでもなく、必死にがんばっての結果であることは、いうまでもないでしょう。世界の舞台には、上には上がいるもので、そこに食い込むには努力以上のものが必要なのかもしれませんね。

 卓球の石川選手のように、試合の途中でけがで泣くこともありましょう。そこには、人生そのものがあるように思います。

 とはいいながらも、お盆前に仕上げる仕事もあり、お盆中もやらなくてはいけないことがあります。

 人生は、茨の道そのものです。

 原稿執筆、講演依頼は大歓迎!

 よろしくお願い申し上げます!

 人間、暇になるとロクなことはありません!

2016年8月6日~8日 大変な時代

 昨日は日中でも涼しく、また今朝もいい風が入ってきます。湿度は低めですね。

 ところで、過日ですが、ある新聞のコラムを読んでおり、なるほどと思うことがありました。最近は「ゲス不倫」なる言葉が流行しており、次々と芸能人の実態(不倫とか)が暴かれております。ある人気女性タレントもそうですが、ついに休業に追い込まれてしまいました。

 冷静になって考えてみると、そういうことが明らかになり、これまでのその女性タレントのイメージが大きくダウンした感は否めませんが、私たちが何かの不利益を被ったわけではありません。不倫相手の男性の奥さんは、非常に気の毒な気がしましたが。そして、周知のとおり、何となくその女性タレントは謝罪に追い込まれ、その謝罪方法がダメだとか、評論家が解説をするようになります。こうした現象が異常ではないかというわけです。

 あるスポーツ選手は未婚で子供を産みましたが、相手の男性のことは名前などが公表されませんでした。これも別に私たちが何かの不利益を被ったわけではありません。しかし、だんだん報道はエスカレートし、未婚で子供を産むのはおかしい、相手の男性の正体を明かすべきだという論調になっていきます。ついには、未婚で子供を産んだことについてどう思うか、アンケートを取ろうということになりましたが、さすがにそれは反対意見もあり、沙汰止みになりましたが・・・。

 上記の件は、個人的なことなので、私はなんとも思いません。しかし、世間を煽り立てて、何とか謝罪に追い込もうとするのはいかがなものかという記事だったと思います。まさしく仰せのとおりで、謝ってもらっても、どうしようもないのですが・・・。それにしても、こういうことが起きるたびに、心理学者やクレーマー対応研究家が登場するので、それで飯を食っている人は潤うのでしょうが。

 とはいえ、次のようなケースはどうなのでしょうか。

 もう古い話になりますが、耳が聞こえないながらも、作曲活動をして注目を浴びた人がおりました。しかし、実際はそうではなく、曲はすべて他人に書かせておりました。その背後には、障害と戦うという壮大なドラマがあり、テレビや本でも盛んに取り上げられていたので、私たちは信じたわけです(私もテレビを見て、本も読みました)。

 つまり、この場合は曲が良いということに加え、作曲者の凄まじい生き方、苦闘の歴史と相俟って、私たちに感動を与えて、CDを買っていたのですから、「騙された」ということになりましょう。こっちは、被害を受けたような印象を受けます。

 もう一つは最近ですが、某人気コメンテーターが海外の名門大学を卒業しておらず、それだけでなく経歴などに大きな疑問点があることがばれました。こっちもコメントが良ければいいじゃない、という人がいるかもしれませんが、コメントの根拠として「海外の有名大学出身者の言葉」ということがあったので、みんな腹立たしく思ったのでしょう(騙された、と)。やはり、騙されたなあ、という感じがいたしますね。

 とはいえ、芸能人などの有名人は人気商売ですから、いろいろと大変なのでしょうが、あまりに個人的なことで追及の手が伸びるというのは、いささか不健全ですね。

2016年8月5日 相変わらず暑い

 おはようございます。暑くて死にそうですね・・・。今朝も北向きの窓から朝日が入り、顔が汗でヌルヌルしていました(汗)。8月のことを考えると、6月なんか春か秋みたいなもんですね・・・。

 今日の予定。

・10時 ― 市川市内で「古文書を読む会」。

・午後~ ひたすら原稿書き・・・。

 「忙しい!」といってぼやく人がいますが、、忙しいことは最高に素晴らしいことなのです! 「ブラック」などどいいますが、「ややブラック(ややオーバーワーク)」くらいがちょうど良いかもしれません??? たとえば、朝起きても「何もすることがない!」ということになると、まさしく「死を迎える」ことになるのです。

 ちなみに一番悪いのは、やることがあるのにやらないこと(あるいは先延ばしすること)。事態はどんどん悪化していきます。優先順位を考慮しながら、少しずつ進めていきましょう。調子が悪いときには、それなりにやることはあります。ここに書いたことは、見事に私に当てはまるわけですね・・・(苦笑)。

 調子が悪いときは、史料集を眺めながら、メモをとることをお勧めします。パソコンなどでもいいですが、個人的にはノートやルーズリーフのようなアナログ式をお勧めします。

 お盆休みはありません。

 その間は原稿書きで終わりです(実際はエンドレスですが)。

 原稿執筆、講演依頼は大歓迎!

 よろしくお願い申し上げます!

2016年8月2日~4日 暑いし、臭い

 おはようございまする。暑いですねえ~。ついこの前までは、夜は風が冷たかったのですが、もはや暑さ全開です。汚い話ですが、朝起きると顔がヌルヌルしています・・・(汗)。

 もうかなり以前から、「匂い対策」なるものがなされています。体を洗う洗剤もそうですが、われわれの年代になると「加齢臭対策」も必要です。ただ、体を洗う洗剤については、どうせ外へ出たら汗をかくので、そう意味はないように思うのですがね・・・。普通のせっけんやボディ・ソープで十分ではないかと・・・。そういう洗剤は高価ですしね・・・。

 また、最近では服を洗濯する際に、良い匂いがする液体も販売されているそうです。ただ、それは臭い匂い(汗や身体の脂)と混じると臭さが倍増するそうなので、注意が必要です。「スメハラ」というやつです。おっさん、おばさんは、この時期になるとさらに臭くなるので注意が必要なのですが、昔と比べてかなり神経質なように思います。

 とにもかくにも、あまりに清潔が叫ばれ、驚いています。外から帰ってきたら、手を洗うのはいいのですが、高価な殺菌性が高い石鹸でないとダメだと言います。水じゃダメなんですね。ほかも同じで、かなり異常な気がしています。ちなみに、私の場合は「セスキ炭酸ソーダ」を水に溶かして、スプレーして使っています。100円ショップで売っているので安いです。

 考えてみると、亡父は酒を飲むし、煙草も吸ったので、非常に臭かったと思います。おまけに体力増強を目的として、ときどき「焼酎のニンニク漬け」をコップに少し入れて、牛乳で割って飲んでいたので、最悪だったような気がします。昔は、少しくらいの匂いについては寛容だったのでしょうかね。

 臭さを押さえる方法は、以下のとおりです。

・肉類は少しだけ食べるようにする。

・匂いのきつい食べ物(キムチとか)は避ける。

・匂いのきつい薬味(ニンニクとか)は避ける。

・酒も控える。

・野菜を多めにとる。

 人生、何が面白いのかと思ってしまいますが・・・。

2016年7月30日~8月1日 講演会と都知事選

 暑いですね。もう8月です。宍粟市から帰ってまいりました。遠いこともありますが、体力がないのか疲れました。姫路市にも立ち寄りましたが、すでに官兵衛はきれいさっぱり消滅しており、代わりに千姫と本多忠刻の幟がありました。千姫で大河を目指すとのこと。いやいや驚いてしまいましたが、それが世のならいなのでしょう。

 都知事選が終わりましたね。小池さんの圧勝。大変驚きました。最初、小池さんは自民党から見放され、しかも都議会解散という頓珍漢なことを言ったのでダメかと思ったのですが、逆に党の支援を受けていないことが功を奏しましたね。石原氏の厚化粧発言、鳥越氏のスキャンダルにも救われました。

 石原氏はおもしろおかしく言ったのでしょうが、個人攻撃は逆効果で、政策を批判するべきでした。小池さんは敵を作って、うまく選挙戦を展開したと言われています。増田氏は自民党などの支援を受けつつも、政党が都知事を決めるというやり方が敬遠されたのでしょう。有名な方だと思っていましたが、応援演説でもさんざん名前を間違われていましたね。

 鳥越さんはテレビでもおなじみで、政策が期待されましたが、伊豆大島の消費税5%という意味不明な発言、都政とは関係なさそうな平和や原発ばかりで、いささか具体性に欠けたようです。最後は、女性スキャンダルがダメ押しでした。まあ、これだけ盛り上がるのは都知事選だけで、大阪、京都、兵庫、千葉、神奈川などでは、こうはいきません。せいぜい3・4人立候補すればいいほうです。

 ちなみに私は都民ではないですが、東京オリンピックの経費がとんでもない巨額になっているので、何とかしてほしいと思います。われわれの税金も使われるので・・・。
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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