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「清水寺文書」

 兵庫県下で文書の分量が多いのは、「清水寺文書」である。しかし、結構な中近世の文書があるのだが、研究はそんなに多くはない。依藤氏の絡みでいくつかあり、売券の関係でいくつかあるだけ。やはり、関心を引くおもしろい史料が乏しいということか。ただ、慶長・元和期の史料があるので、ぜひ活用したいところ。

 史料は『兵庫県史 史料編』『新修加東郡誌』に収録されており、後者には近世の文書も収録されている。お勧めしたいのは、『社町史 史料編』。河村昭一先生が担当されているが、史料の1点1点に丁寧な解説がついている。この部分を読むだけでも大変勉強になる。さすがに一流は違う!

 同じ河村先生には『中世の播磨と清水寺』(戎光祥出版)という名著があり、こちらもご一読をお勧めしたい。
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お願いです。

※ピタッと購読者が減ってしまいました。

 『織田権力の構造と展開』『論集 赤松氏・宇喜多氏の研究』は、個人で購読される場合は、先払いでお願いしていますが、大学や図書館などの機関の場合は、後払いでも結構です。また、見積書、納品書、請求書等の書類も作成いたします。

 史学科のある大学は、ぜひご購読ください。公共図書館にリクエストいただけると助かります。

 宣伝ばかりですみません。

■『織田権力の構造と展開』を刊行しました。


 ※渡邊「本能寺の変と夜久氏」以外は、すべて新稿です。
 ※書店には並びません。通信販売限定です。
 ※少部数しか印刷していないので、ご入用の方はお急ぎくださいませ。

   渡邊大門編

   ○本書の構成○

     はじめに

     常滑水野氏と足利将軍家・織田信長の関係に関する試論(小川雄)
     織田信長の東大寺正倉院開封と寺院政策(堺有宏)
     永禄・元亀年間での足利義昭「甲越和与」策の実態(柴辻俊六)
     永禄十一年九月から天正八年八月における蜂屋頼隆の政治的位置について(千葉篤志)
     織田「政権」と長宗我部元親の関係変化についての小考(中脇聖)
     太田牛一著『信長公記』に登場する「ごぼう殿」について(和田裕弘)
     織田信長の初見文書をめぐって(渡邊大門)
     本能寺の変と夜久氏 ―年未詳六月五日羽柴秀長書状の再検討―(渡邊大門)

     頁数:166頁
     定価:2,000円(税込) ※送料無料

    ※『十六世紀史論叢』『年報赤松氏研究』『論集 赤松氏・宇喜多氏の研究』も一緒にご購読ください。
    ※振込先は、以下のとおりです。

 【振込方法①/銀行振込】
   銀行口座:ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0587410
   口座名義:株式会社歴史と文化の研究所 【カナ】 カ)レキシトブンカノケンキュウショ

   ※振り込まれましたら、送付先住所を明記してメール<watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■は@)>をください。

 【振込方法②/振替口座】
   口座記号番号:00150-9-587410
   口座名称:株式会社歴史と文化の研究所

 ※図書館等の機関で、見積書、納品書等が必要な場合は、遠慮なくご連絡ください。
 ※必要な雑誌の書名、号数、冊数などを明記してください。

「伊和神社文書」

 兵庫県内でほかに中世文書が多いのは、「伊和神社文書」である。戦前には、曽根研三先生の手になる『伊和神社史』が刊行された。しかし、伊和神社そのものの研究は乏しく、赤松氏や宇野氏と絡めたものが多い。史料そのものは、『兵庫県史』史料編に収録されている。

 やはり、「これだ!」と注目すべき史料が乏しいので、研究の対象になりにくいのだろうか?鎌倉、南北朝期も含めて研究すべきであるが、誰がやってください、というところである。

 近世を含めて、東大史料編纂所で写真帳を閲覧したいのだが、複製などは不可。なぜだろうか?

『織田権力の構造と展開』を刊行しました

■『織田権力の構造と展開』を刊行しました。

 ※渡邊「本能寺の変と夜久氏」以外は、すべて新稿です。
 ※書店には並びません。通信販売限定です。
 ※少部数しか印刷していないので、ご入用の方はお急ぎくださいませ。

   渡邊大門編

   ○本書の構成○

     はじめに

     常滑水野氏と足利将軍家・織田信長の関係に関する試論(小川雄)
     織田信長の東大寺正倉院開封と寺院政策(堺有宏)
     永禄・元亀年間での足利義昭「甲越和与」策の実態(柴辻俊六)
     永禄十一年九月から天正八年八月における蜂屋頼隆の政治的位置について(千葉篤志)
     織田「政権」と長宗我部元親の関係変化についての小考(中脇聖)
     太田牛一著『信長公記』に登場する「ごぼう殿」について(和田裕弘)
     織田信長の初見文書をめぐって(渡邊大門)
     本能寺の変と夜久氏 ―年未詳六月五日羽柴秀長書状の再検討―(渡邊大門)

     頁数:166頁
     定価:2,000円(税込) ※送料無料

    ※『十六世紀史論叢』『年報赤松氏研究』『論集 赤松氏・宇喜多氏の研究』も一緒にご購読ください。
    ※振込先は、以下のとおりです。

 【振込方法①/銀行振込】
   銀行口座:ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0587410
   口座名義:株式会社歴史と文化の研究所 【カナ】 カ)レキシトブンカノケンキュウショ

   ※振り込まれましたら、送付先住所を明記してメール<watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■は@)>をください。

 【振込方法②/振替口座】
   口座記号番号:00150-9-587410
   口座名称:株式会社歴史と文化の研究所

 ※図書館等の機関で、見積書、納品書等が必要な場合は、遠慮なくご連絡ください。
 ※必要な雑誌の書名、号数、冊数などを明記してください。

赤松氏研究

 赤松氏研究の先達と言えば、高坂好先生と水野恭一郎先生である。1960年代以降の話である。

 高坂先生は東京帝国大学の出身で、卒業論文のテーマは矢野荘だった。鹿児島で旧制中学の教員をしていたが、のちに兵庫県に戻り実業家として活躍。以後、赤松氏研究に打ち込んだ。主に『兵庫史学』(今はもうない)を舞台にして執筆し、吉川弘文館の『赤松円心・満祐』が代表作である。

 ただ、高坂先生の研究を見ると、ほとんど先行研究を取り上げない。水野先生と同時代に活躍したのだが、誠に不思議なことである。むろん赤松氏の先行研究だけでなく、当時の守護領国制や国人領主制などの話も出てこない。ただ、嘉吉の乱で一次史料を用いて叙述した点は、高く評価される。

 一方の水野先生も同様で、先行研究をほとんど挙げない。高坂先生の論文も出てこないし、守護領国制や国人領主制などの話もほとんど出てこない。ただ、一次史料を用いて、赤松氏や浦上氏を丁寧にたどった点は、高く評価される。水野先生は京都帝国大学の出身で、岡山大学、佛教大学の教授を務めた。

 なぜ、二人が先行研究をほとんど取り上げないのか、まったく理解に苦しむ。赤松氏の学術論文は、岸田裕之先生の登場を待たなくてはならない。しかし、岸田先生は大名領国制を追究するなかで、赤松氏を素材にしたにすぎず、別に赤松氏研究専門ではない。
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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