2016年7月1日 新説

 おはようございます。あっという間に7月です。ガビーン!

 ところで、過日の十六世紀史研究学会では、報告者の方に関ヶ原合戦にまつわる新説を披露いただきました。大変勉強になりました。研究に対して大変謙虚な方で、今後の進展が期待されます。

 いうまでもないですが、歴史を勉強していての醍醐味は、新説を発表することにありましょう。こうしている間にも、新しいことを考えている方はたくさんいるはずです。ただ問題なのは、新説だからと言って、直ちに正しいと認知されるわけではありません。それなりに第三者の検証なりが必要です。むろん、揺るぎない証拠を突き付けられて、即座に確定することもありますが・・・。

 新説のなかには、史料の誤読・曲解・恣意的な解釈、先行研究の誤った解釈・曲解・誤読など、問題があるものも少なくありません。なかには、二次史料や偽文書に飛びついたり、自分の説につなげるため、無理をしている例も見られます。特に、二次史料の扱いについては、問題のある例が多いように感じます。

 よく「これが新説だ」ということで、従わねばならないというような意見がありますが、それは十分に精査をしてということになりましょう。それで正しければ、従うということになります。

 問題なのは「オレの新説に従わない!」ということで、逆ギレする人がいることです。自分で正しいと思うのは自由ですが、他人に押し付ける道理はありません。なかには反論されてさらに逆ギレし、100%間違っていても絶対に撤回せず、誤った自説を主張し続ける人がいることです。

 研究とは真剣なもので、真理追究にあるのは間違いありません。それはあくまで研究の内容に限ってのことです。

 したがって、相手をバカ呼ばわりしたり、誹謗中傷や罵倒を繰り返すことは、何ら生産性がありませんし、許されることではありません。ましてや、自分が世話になった先達に対して、そういう態度を取るのはいかがかと思います。そこを勘違いして「勝った、負けた」で判断し、徹底的にやり込めることに終始している人がいるのは悲しむべきことです。

 十六世紀史研究学会では、真剣かつ楽しく研究に取り組んでいきたいと思っております。どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。いろいろな催しにご参加くださいませ。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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