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2016年11月5日 技術革新は人々を困らせる

 おはようございます。いい天気でございますが、やや曇っていますかね。今日も気合を入れて頑張らないといけません。やるべきことは山積みです・・・。

 技術革新は素晴らしいことですが、ときに人々を困らせることになります。1970年代にビデオが登場したときは、本当に便利でした。しかし、出発時点で、ベータ(ソニー)とVHSという異なった規格が誕生し、人々は困惑しました。当初、ベータのほうが画質が良いと評判が高かったのですが、やがてVHSが多数を占め、ベータは撤退しました。この時点で、ベータのソフトを持っていた人は頭を抱えます。

 その後、DATなどが登場しましたが、VHSにかないませんでした。2000年前後でしょうかね、ついにDVDが登場しました。DVDはVHSより圧倒的に画質が良いので、あっという間に市場を席巻し、VHSを駆逐します。もうベータもVHSもハードの生産は終了したです。

 しかし、図書館等の公共施設には未だだビデオソフトが残っており、ビデオしか使えないというご老人が多いのも事実です。ここで、新たなビジネスが登場します。

(1)泣く泣くビデオをあきらめる場合は、ビデオをDVDやブルーレイに録画するというサービス。

(2)ビデオを使い続けたい人の場合は、中古品の販売や修理をするサービス。

 同じことは、ワープロ専用機にも言えます。周知のとおり、1990年前後から、ワープロ専用機なるものが登場します。メーカーによって規格が違うので、互換性はありません。当初は奪い合いのように使っておりましたが、パソコンの登場とともに消滅の道を歩みます。今は、生産が行われていません・・・。

 しかし、ご老人のなかには、ワープロ専用機しか使えない人が少なからずいます。そこで、次のようなサービスが発達しました。

(1)ワープロ専用機の修理や中古の販売。

(2)消耗品(特にインクリボン)などの確保、販売。

 以前、ワープロ専用機の専門店で拝見しましたが、なかなかの高値です。テレビで見たのですが、将来を見越して、何台か確保する方もいるそうです。

 つまり、技術革新により、何かが滅んだとしても、そこに新たなビジネスが誕生するわけですね。私も頭を働かせなくては・・・。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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