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2013年10月23日

 曇り。今日から日曜日まで雨らしい・・・。

 昨日は、古書のことを書いた。しかし、問題なのは自治体史である。自治体史を購入する際、良心的なところもあるが、そうでないところもある。それは、送料の扱い。以下、対応の良い順からパターンを探ってみよう。

●本体と送料を振込で受け付けるところ。

●本体と送料を現金書留で受け付けるところ(送料は切手を同封せよとのところも)。

●本体を振込で受け付け、着払いのところ。

●本体を現金書留で受け付け、着払いのところ。

 下に行けばいくほど、ムダな手数料がかかる。現金書留は振込よりも手数料が高いし、着払いも手数料がかかる。たとえば、1,000円くらいの本を買っても、送料と着払い手数料が1,000円近くかかることも珍しくない。実にバカバカしいし、古本屋でこんな対応をしているところはない。そんなことをしたら、商売が成り立たなくなるからだ。その点、自治体は意識が薄いところもある。

 ところで、自治体史の中にはすぐに品切れになる例もあるが、そんなことはなく在庫がたんまりあるところも少なくない。考えてみると、手数料ばかりかかる上記の下の方のような方法では、買う気が失せるのも止むを得ない。殿様みたいな商売は辞めて、面倒がらずに一番上に示した方法をどの自治体でも採用してほしいものだ。

 もう疲れ果てて、完全に考える能力が失われてしまった(もともと無きに等しいが)。

 ところで、自治体史にはもう一つ大きな問題がある。それは以前にも「在庫があるか確認せよ」と申し上げたとおり、そもそもHPなどに載せておらず、売る気がまったくないという例である。在庫は腐るほどあるはずなのに、広報を一切しない。知らない人は古書価を見て諦めるか、無理して買うか、法を犯して全コピーするかという究極の選択を迫られる。こんなバカバカしい話はない。ちなみに『●●市史』や『●●町史』も在庫が腐るほどあって、担当者が上司から怒鳴りまくられているのであるが、一切宣伝をしない???。

 以前、試したことがあるのだが、自治体主催の講演会などで、販売ブースを設けたらいいのだ。むろん自分のところの自治体だけでなく、近隣の自治体にも呼び掛けたらよい。もちろんバカみたいに売れるわけではないが、少しは売れる。確実にいえることは、ほしい人は必ずいるのだ。在庫や購入方法がわからないだけ。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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