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2013年11月23日

 秋晴れ。ピクニックにでも行きたい気分であるが、そんなことは自殺行為である。残された時間が乏しく焦りまくるが、如何ともしがたい。とにかく一つずつ根気強くやっていくしかない。

 ところで、今、歯医者にいっている。昔と違って、治療時の痛みはほとんどない。かつて京都に住んでいたとき、ある歯医者に行っていた。そこは治療のスピードが速く、一度に2・3本の治療を並行して行っていた。しかし、痛さは格別で、あまり麻酔も打たないし、体をのけぞらして痛みを表現しても、まったくお構いなしだった。ちょっとした軍医みたいなものである。痛さを我慢するのと引き換えに、早く治療を終わらせることを優先したことになろう。子供の治療になると、治療室から阿鼻叫喚の叫びが聞こえ、ちょっとした拷問である。隔世の感。

 毎回、ちゃんと行っているのだが、一度忘れたことがある。そのとき「仕事が家で本を書いていて、つい夢中になって」と子供じみた言い訳をして謝罪した。ちなみに今行っている歯医者の受付の方は、ステキな女性ばかりである。昨日、改めて「どんな本を書いているのですか?」と質問されてしまった。

 物書きと言っても、ピンからキリまでである。野球選手、サッカー選手、プロゴルファーなどと一緒だ。野球選手でいえば、上は年某数億のスタープレーヤーであるが、下は最低保証年俸240万円である。サッカーは上はJ1所属選手でそこそこ年俸はあるのだろうが、下は都道府県クラスのリーグのプロ選手もいるという。とにかくいろいろなのだ。

 私の場合は野球に例えると、ようやく育成選手枠から二軍に上がって、たまに代打や代走で出場しているようなものだろう。いつ首になるかもわからない。とにかく必死にがんばるしかない。

 しかし、同じ物書きといっても、ある人のように出版前からミリオンが確定という人もいる。さぞかし豪勢な生活をしているのだろう。ただ、物書きならば、極端に言えば、誰にでもチャンスがある。私だって1冊当たれば、大変なことになるだろう。

 例えば、朝、メールを確認すると数百通の依頼原稿のメールが着信し、電話も鳴りっぱなしだろう。「御社の原稿は十年待ちね」と、今なら口が曲がっても言えないことも言わざるを得ないかもしれない。JR市川大野駅に行くと、女性ファンがプレゼントを持って手渡してくれたり、サイン・握手攻めになるかもしれない。街を歩けば声をかけられるので、変装する必要が出てくるかもしれない。そのうち雑誌の連載、テレビ・ラジオのレギュラー番組を持って、大変なことに・・・。余計なことだが、金持ちになると、モデルや女優とも結婚できる。金目当ての人多いからね。

 そうなる確立は「0」に等しいのであるが、「そうなるかもしれない」あるいは「そうなりたい」とがんばれば、人並みの生活がようやく送れるだろうと思っている。まあ、バカみたいな妄想はこれくらいにしておこう。

 
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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