2013年12月4日
快晴。今日もがんばろう。午後からは、週刊誌の取材あり。楽しみでもある。
ところで、歴史の講演(とはいっても大半が赤松氏)をしていて、よく質問されるのが先祖のことである。「わが先祖は赤松氏ではないか」ということ。たいていが系図をお持ちのようだ。しかし、大変申し訳ないのだが、結論は「わかりません」といわざるをえない。肯定も否定もできないというのが正直なところである。歴史の勉強をしている人はわかるであろうが、系図や軍記などの二次史料はたいていの場合、決定的な証拠にはならない。やはり、一次史料による裏付けが重要だ。ただ、系図や軍記などの二次史料にまったく価値がないかといえば、決してそんなことはない(まかり間違っても捨てないでください)。
最近、私は立て続けに黒田官兵衛の本を刊行したが、その中にも黒田氏の出自に関するものがある。周知のとおり、佐々木黒田氏出自説と播磨赤松氏出自説に二分されるところである。しかし、どちらの説とも決定的な決め手はない。証拠は、系図や家譜に限られている。分析するには、材料が不足しているというのが正直な感想である。私の「もとは姫路あたりの土豪」というのも状況証拠による推測に過ぎない。
私が何を言いたいのかというと、歴史にはわからないことも多いので、感情的になって罵り合っても意味がないということ。冷静になって、歴史を楽しみましょうという一言に尽きる。
さて、2015年の大河ドラマが決まりましたな。吉田松陰の妹・文が主人公とか。家に『吉田松陰全集』があるので、1冊書いてみようかな??? 書いたら、ものすごく怒る人がいるんだろうな、と思ったりする。まあ、もっとも引き受けてくれる出版社があればの話だが(それ以前の問題として、超特急で書かなくてはならないものが山積みだ)。
2013年12月21日(土)に講座「戦国時代の史料を読んでみよう―『黒田家譜』から官兵衛の生涯を探る―」が開催されます。ご参加いただけると幸いです。
なお、当日は講座終了後、忘年会を催す予定です。講座に出席されていなくても、参加は可能ですので、ご関心のある方はお問い合わせください。追って、日時・場所をご案内いたします。
ところで、歴史の講演(とはいっても大半が赤松氏)をしていて、よく質問されるのが先祖のことである。「わが先祖は赤松氏ではないか」ということ。たいていが系図をお持ちのようだ。しかし、大変申し訳ないのだが、結論は「わかりません」といわざるをえない。肯定も否定もできないというのが正直なところである。歴史の勉強をしている人はわかるであろうが、系図や軍記などの二次史料はたいていの場合、決定的な証拠にはならない。やはり、一次史料による裏付けが重要だ。ただ、系図や軍記などの二次史料にまったく価値がないかといえば、決してそんなことはない(まかり間違っても捨てないでください)。
最近、私は立て続けに黒田官兵衛の本を刊行したが、その中にも黒田氏の出自に関するものがある。周知のとおり、佐々木黒田氏出自説と播磨赤松氏出自説に二分されるところである。しかし、どちらの説とも決定的な決め手はない。証拠は、系図や家譜に限られている。分析するには、材料が不足しているというのが正直な感想である。私の「もとは姫路あたりの土豪」というのも状況証拠による推測に過ぎない。
私が何を言いたいのかというと、歴史にはわからないことも多いので、感情的になって罵り合っても意味がないということ。冷静になって、歴史を楽しみましょうという一言に尽きる。
さて、2015年の大河ドラマが決まりましたな。吉田松陰の妹・文が主人公とか。家に『吉田松陰全集』があるので、1冊書いてみようかな??? 書いたら、ものすごく怒る人がいるんだろうな、と思ったりする。まあ、もっとも引き受けてくれる出版社があればの話だが(それ以前の問題として、超特急で書かなくてはならないものが山積みだ)。
2013年12月21日(土)に講座「戦国時代の史料を読んでみよう―『黒田家譜』から官兵衛の生涯を探る―」が開催されます。ご参加いただけると幸いです。
なお、当日は講座終了後、忘年会を催す予定です。講座に出席されていなくても、参加は可能ですので、ご関心のある方はお問い合わせください。追って、日時・場所をご案内いたします。
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