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2014年6月5日 講演の話

 午前中は曇りであるが、午後から雨らしい。数日間は雨だ。

 昨日、待望の某市から講演の依頼があった。来月初旬という急なものであるが、大変ありがたい。今、明かすのは具合が悪いので、決まってから日程や題目を案内することにしよう。

 ところで、今年は講演が多いので、私が儲かっているだろうと思っている人は多いはずだ。講演料はめちゃくちゃな高額ではないが、私の生活を支えてくれる貴重な仕事である。儲かっているかどうかは別として(儲かるとはいやというほど贅沢ができるということか?)、ありがたいのは偽りのない事実である。

 ありていにいうと、講演料は各自治体、学校、会社、組織などで規定されており、こっちからは決められない。あたりまえのことだ。普通は講演料+交通費(遠隔地であれば宿泊費)である。近辺(東京23区とか千葉県西部)であれば、交通費を講演料に含む場合もある。私は講演料はお布施と思っているので、規定された額をありがたくいただく。ただ、正直に言えば、多ければ多いほどうれしい(苦笑)。

 悩ましいのは、次のような例である。たとえば、往復の交通費が3万円くらいかかるのであるが、講演料1万円しか出せませんというケースである(2万円の赤字)。これは最近増えてきた。先述のとおり、私の生活は印税、原稿料、講演料、その他で構成されているので、少なくとも赤字になったら困る。大変申し訳ないが、そういう場合は断らざるを得ない。

 私は別に偉い人間でもなく、売れっ子作家でもないので、こちらから法外な講演料を求めることはない(規定の額で結構です)なので、講演を依頼される場合は、遠慮なくご連絡ください。

 ちなみに、ノーベル賞や文化勲章を受章したような人に講演を依頼する場合は、さすがに普通の人とは違うので、特別に費用を計上するらしい。交通費もグリーン車だ。

 また、芸能人や文化人でも高名な人になると、当然、講演料は高くなる。こういう人たちは、芸能事務所に所属していたり、個人事務所を開設したりしていることが多い。本人の知名度から講演料が高くなるのは当たり前として、事務所の諸経費(家賃、高熱水費、人件費)などを捻出しなくてはならない。そういう事情がある。

 将来的に私が株式会社などで個人事務所を開くようになったら、「儲かっている(贅沢している)」ということになろう。ただし、そんな日は未来永劫来ないと思うが。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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