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2014年6月16日 本の「あとがき」

 快晴。暑い。今日も突貫工事だ。来週の火曜日までは講演がない・・・。今から、昨晩書いた「軍師官兵衛」批評の原稿の見直し・・・。

 ところで、いつもながら困惑するのが、本の「あとがき」である。何を書いたらよいのか、本文以上に書くのが難しい。編集者の方への謝辞と学術論文のように細かく注記していないことへのお詫びは共通。あとは何を書いたらよいのか、毎度のことながらわからない。今度出す論文集『戦国・織豊期赤松氏の権力構造』は、かなりおかしな「あとがき」になっている。念のため版元さんに「大丈夫ですか?具合が悪ければ書き直しますよ?」と申しあげたが、「OK」とのこと。たぶん本文よりも「あとがき」のほうがおもしろいと思う。

 冒頭で記したように、おおむね7月いっぱいくらいで講演は一通り終わる。そういえば最近、原稿書きの仕事も来なくなったなあ・・・(非常にまずい状況である)。「忙しい」とか「一人ブラック企業」などと愚痴っているが、仕事がなくて暇では飢え死にしてしまう。ちょうど町工場にたとえれば、仕事がなくて従業員は手持ち無沙汰で、機械が遊んでいるようなものなのだ。私の場合は「ブラック」くらいで、「ヒーヒー」言っているくらいがちょうどよいのである。皮肉なことであるが・・・。

 講演でも原稿書きでもがんばりますので、ぜひご一報ください!

 STAP細胞問題というのは、未だ解決していないようで、ちょこちょこ報道される。一連の報道を漏らさずフォローしているわけでもなく、専門的なことは一切わからないが、やはりSTAP細胞というのはなかったのが確実らしい。その経緯を見ると、実にずさん極まりない。

・そもそもOさんの採用プロセスは不明瞭で杜撰であった。

・Oさんの実験ノートなるものは、小学生の絵日記に等しかった。

・共同研究者は、Oさんの実験をチェックしていなかった。

・それゆえ実験そのものも大変いいかげんなもので、信用するに値しない。

・OさんのW大へ提出した博士論文もヤバイらしい。

などなど、ほかにもいろいろとあるが、今日のW教授の会見で、「ハーバードを出ている優秀な人(本当は早稲田じゃねえのかよ)に実験ノートを見せてくれとはいえなかった」という趣旨の発言を見ると、「理系の実験って、学歴(学校歴)主義でやってんの?」という疑問が沸き起こる。しかし、済んでしまったことはもう仕方がない。

 理研の人間は手のひらを返すように、Oさんを悪者にしたが、世の中はそんなものかもしれない。

 そもそも私のようなボンビー人は、STAP細胞が完成しようがしまいが、その恩恵を受けることはないだろう。それどころか、私が老後を迎える頃には「姥捨て山法」が成立し、60歳になると自動的に死刑になるかもしれない。もしくは、「銀河鉄道999」のように、機械の体を手に入れられる金持ちとボンビー人にわかれるかもしれない。むろん私は、「機械伯爵の人間狩り」に遭うほうである。

 まあ、そんなことはどうでもいいのだが、結論として、

 杜撰な実験に使った税金返せよな(国庫返納)

 と、言いたい。あまり高額な税金を払っているわけではないが。よく考えてみると、理研というのは、ブラック研究機関の親玉みたいな感じがしてきたな。最後は、トカゲの尻尾切りだよ。


 大河ドラマ『軍師官兵衛』批評を更新しました。こちら
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7月

講座日程決めないといけませんね。
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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