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2014年9月17日 昔はめちゃくちゃだった①

 寒い。もうすっかり秋だ。ちなみに、まだ夏物衣料の投売りをやっているところもあるので、ボンビーな人は急いで買いに行くとよいだろう。余計なお世話であるが。

 ところで、最近ではちょっとしたことが問題となることが多い。しかし、昔ならば、その程度のことならごく当たり前で、何の疑問が持たれなかったことも多い。

 小学校の頃、宿題(あるいは持ち物)などを忘れると、必ずといっていいほど正座をさせられた。放課後、そうしたボンクラどもは居残りを命じられ、正座をするのだ。むろん、私も正座の常連であった・・・。しかし、誰もそれを咎めることなく、むしろ当然であるかのように受け取られていた。今、正座の強制(?)は体罰に位置付けられ、教師は釣る仕上げを食らう。

 いうまでもないが、正座によって、生徒の素行が改まることはない。断言できる。正座をする人は、いつも決まっている。つまり、その人の素行や生活環境などに問題があるのであって、正座によって宿題をするようになるとかは、ほぼありえない。ようやく、学校もそうした基本的な認識に達したのであろう。個人の資質や生活環境などを見極め、指導する必要があるのだ(と偉そうに言う権利は私にはない)。

 中学になると、もっとひどくなる。

 前にも書いたが、中学になると男は「丸坊主」であった。なぜ、丸坊主にしなくてはならないかは、誰にも合理的な説明はできないだろう。私が聞いた範囲では、「ヘアースタイルに気がそれて勉強に集中できない」「異性を意識して勉強に集中できない」「ヘアースタイルに凝ることが不良の温床になる」など納得できる説明はなかった。

 丸坊主にしようがしまいが、勉強するするものはするし、しないものはしない。丸坊主にしても女性と付き合うものもいれば、そうでないものもいるし、不良になることの関連性もない(丸坊主になっても、剃り込みを入れるなど、不良は工夫を凝らしていた)。いいかげんで合理的な説明がまったくない(たとえば、統計で裏付けるとか)。今は、私の出身中学でも丸坊主は強制されないようだ。

 要するに、昔は理不尽なことが何の根拠もなく実行され、そのことについて一切の疑問を持つことが禁止されていたのだ。今なら、大問題になるのだろうか??? つづく・・・。 
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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