2014年9月24日 昔はむちゃくちゃだった⑥
もうすっかり秋だ。寒い。
昔はむちゃくちゃだったの⑥である。
昔の商店は、むちゃくちゃだったところが多い。実家近くの商店は、賞味期限や消費期限が切れているのが当たり前だった。パンなんかカビが生えていた。言わないと分からないのである。今なら、大問題だ。なので、行かなくなった(近所にジャスコがあったしね)。そのうち商店はつぶれ、跡地は更地になっていた(駐車場???)。
小学校近くの商店は、猫がたくさん飼われており、老婆が店番をしていた。小さな店であったが、中に入ると獣臭が漂っており、今では考えられない状況であった。みんな「猫屋敷」と呼んでいた。必ず買うのは、ピンクレディーの写真がパッケージになっていた、1つ30円のソーダ味のアイスクリームである(真ん中で二つに割れるやつ)。その商店も、いつの間にやら消滅した。
大学生になると、大学の西門付近に名物の商店があった。居酒屋みたいなのも、併設されていた。カップラーメンを買って、お湯がほしければ、10円が加算された(普通サービスだよな)。何かしらセコイので、「ボッタ商店」と呼んでいた。あるとき友人がヨーグルトを買うと、賞味期限が切れていた。そのことを店主に言うと、「ヨーグルトはもともと腐っているから大丈夫だよ」といわれたという。並の科学者より、見識があったのだ(苦笑)!
それだけでない。神戸に親戚がいたので、頻繁に行っていたが、ある個人商店のたこ焼き屋は、タコが高いという理由で、竹輪か蒲鉾をタコの代用品にしていた! 家で食っていて気付いた。みんな怒っていたが、文句は言いにいかなかった。そのうち、そのたこ焼き屋は事が露見してつぶれた。苦情を言わない客ほど怖いものはない。
などと、いろいろと文句を言いながらも、みんなヘンテコな店に行っていたのだ! とにかく昔はむちゃくちゃだ。なお、誤解のないように申しますと、すべての店が上記のような店ではなかったのであしからず。
今は、やれ店員の対応が悪いだの、賞味(消費)期限がどうのこうのと、非常に世知辛くなってしまった。あまり細かいことをとやかく言わず、おおらかにいきたいものだ。
拙稿「10の論点で読み解く 検証! 大坂の陣」『歴史読本』59巻11号(中経出版)が刊行されました。
午後からいそいそと仕事をしていたが、へこむことが多い。とにかく校正が苦手です。本当に申し訳ございません・・・。
ところで、用事があって郵便局に行くと、狂ったオヤジが窓口でもめていた。年賀はがきを交換するのに、1枚5円の手数料がかかるのであるが、なぜかもめていた(はがきに交換するとか、切手に交換するとか???)。おれも、やがてはこんな狂ったオヤジになるのかと思うと、ぞっとする(というか、もうなっているのかもしれない)。
公の場所に行くと、おかしな言動をする老人をよく見かける。図書館に行くと、窓口でレファレンスの相談ではなく、自説を滔々と述べる迷惑ジジイがいた。たぶん、職員の方も断れないのだろう。また、コピー機のコーナーでは、「コピーが壊れている(本当は壊れていない)」と狂ったオヤジが叫んでいた。壊れているのは、オヤジの頭である。
さあ、がんばろう・・・。
昔はむちゃくちゃだったの⑥である。
昔の商店は、むちゃくちゃだったところが多い。実家近くの商店は、賞味期限や消費期限が切れているのが当たり前だった。パンなんかカビが生えていた。言わないと分からないのである。今なら、大問題だ。なので、行かなくなった(近所にジャスコがあったしね)。そのうち商店はつぶれ、跡地は更地になっていた(駐車場???)。
小学校近くの商店は、猫がたくさん飼われており、老婆が店番をしていた。小さな店であったが、中に入ると獣臭が漂っており、今では考えられない状況であった。みんな「猫屋敷」と呼んでいた。必ず買うのは、ピンクレディーの写真がパッケージになっていた、1つ30円のソーダ味のアイスクリームである(真ん中で二つに割れるやつ)。その商店も、いつの間にやら消滅した。
大学生になると、大学の西門付近に名物の商店があった。居酒屋みたいなのも、併設されていた。カップラーメンを買って、お湯がほしければ、10円が加算された(普通サービスだよな)。何かしらセコイので、「ボッタ商店」と呼んでいた。あるとき友人がヨーグルトを買うと、賞味期限が切れていた。そのことを店主に言うと、「ヨーグルトはもともと腐っているから大丈夫だよ」といわれたという。並の科学者より、見識があったのだ(苦笑)!
それだけでない。神戸に親戚がいたので、頻繁に行っていたが、ある個人商店のたこ焼き屋は、タコが高いという理由で、竹輪か蒲鉾をタコの代用品にしていた! 家で食っていて気付いた。みんな怒っていたが、文句は言いにいかなかった。そのうち、そのたこ焼き屋は事が露見してつぶれた。苦情を言わない客ほど怖いものはない。
などと、いろいろと文句を言いながらも、みんなヘンテコな店に行っていたのだ! とにかく昔はむちゃくちゃだ。なお、誤解のないように申しますと、すべての店が上記のような店ではなかったのであしからず。
今は、やれ店員の対応が悪いだの、賞味(消費)期限がどうのこうのと、非常に世知辛くなってしまった。あまり細かいことをとやかく言わず、おおらかにいきたいものだ。
拙稿「10の論点で読み解く 検証! 大坂の陣」『歴史読本』59巻11号(中経出版)が刊行されました。
午後からいそいそと仕事をしていたが、へこむことが多い。とにかく校正が苦手です。本当に申し訳ございません・・・。
ところで、用事があって郵便局に行くと、狂ったオヤジが窓口でもめていた。年賀はがきを交換するのに、1枚5円の手数料がかかるのであるが、なぜかもめていた(はがきに交換するとか、切手に交換するとか???)。おれも、やがてはこんな狂ったオヤジになるのかと思うと、ぞっとする(というか、もうなっているのかもしれない)。
公の場所に行くと、おかしな言動をする老人をよく見かける。図書館に行くと、窓口でレファレンスの相談ではなく、自説を滔々と述べる迷惑ジジイがいた。たぶん、職員の方も断れないのだろう。また、コピー機のコーナーでは、「コピーが壊れている(本当は壊れていない)」と狂ったオヤジが叫んでいた。壊れているのは、オヤジの頭である。
さあ、がんばろう・・・。
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