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2014年10月9日 ノーベル賞受賞おめでとうございます

 やや曇り。ノーベル賞の発表があり、日本人3人が受賞した。遅ればせながら、お祝い申し上げたい。まあ、私には生涯を通して縁が無いものであるが・・・。

 特に印象深いのは、青色発光ダイオードの中村修二教授。実は、ずっと以前に著書を読んだことがある。地方の国立大学出身、地方の企業に勤務。大きなハンディキャップだ。しかも研究費は潤沢になかったという。たびたびテレビでも放映されていたが、彼を支えていたのは、「怒り」であったとか。

 負けても負けても、這い上がって再び前進するとは、とにかくすごい根性だ。これは、大いに見習わなくてはいけない。

 自らの不遇を嘆き、他人の悪口を言っているだけでは、展望は開けない。人生は失敗もあれば、成功することもある。諦めずに必死になって取り組むことが重要なのだろう。

 などと、カッコイイことをいいながらも、もはや人生の最晩年に差し掛かり、どうしようもないのが現状。「ブレイク・スルー」とは思いながらも、自分の人生は、とうの昔に「ブレイク」してしまったのだろう。まあ、とにかく人に迷惑をかけないようにがんばるしかない・・・。

 オイラも負けないようにがんばるぞ! おー! と、空元気だけでも・・・。


 不覚にも懲りずに、またうつらうつらしてしまう。もしかしたら、誰か原稿を代わりに勝手に書いていてくれたかも! と思ったが、もちろんそんなことはなく、再び疲労困憊の状態で机に向う・・・。

 忘れないうちに、一つ書いておこう。幸か不幸か、すべての日本人が歴史が好きなわけではない。「中世」なんていっても、「はあ?」という人が大半だ。しかし、それはそれで仕方がないことで、とやかく言う必要はないと思っている。

 ところで、そうした現実を思い知ったことがある。あらかじめ言っておくが、これは事実である。

 ある大学の先生が、近現代史の講義の中で、日本とアメリカが開戦に踏み切った「真珠湾攻撃」について話をした。これ自体は、別段どうという話ではない。講義のあとで、学生が先生のところに駆け寄って、「目からウロコでした!」というような発言をしたという。何が「目からウロコ」なのか?

 この学生さんは、「真珠湾攻撃」とは、アメリカが真珠の採れる三重県の「英虞湾(真珠湾?)」を奇襲攻撃し、そこから日本とアメリカは戦争状態に突入していたと思っていたのだ!

 私は飯を食いながら聞いていて、思わず吐き出しそうになったが、本当の話らしい。そう考えると、細かい年代、人名、地名が入り組んだ前近代史など、何のことか訳がわからないだろうなと思った。それゆえ、私は一般書を書くときは、可能な限りわかりやすく書こうと努力をしている。
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Re: No title

おっしゃるとおりですね。
私が子供のころは、戦争に行ったおじいさんの体験談を聞けましたから。
なかなか難しい問題です・・・。

No title

TVで若い方にインタビューすると日本がかつて米英と戦争をしたのを知らない方がある程度居ますからねー

真珠湾と言うからいけないんだと思います
きちんとパール湾と言えばいいんす
外国の地名は普通翻訳しませんから

プエルト・リコのことを「富港」とは言わないはずです
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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