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2014年10月21日 昔はむちゃくちゃだった⑪

 曇り。午後から雨らしい・・・。

 今でこそ、法律や取締りや厳しくなり、いわゆる「パクリ商品」「コピー商品」は完全にアウトだ。高級ブランドに似たようなマークや商品名を用いることはもとより、完全なコピー商品などは言語道断である。それは、当該ブランドを販売する会社の血と涙の結晶であるのだから、当然と言えば当然と言えるかもしれない。

 ところで、その点を考慮しても、昔はむちゃくちゃだったのかもしれない。

 小学校3・4年生くらいなら、親の買ったものを着ているが、いいかげん5年生くらいになると、自我が芽生えてきて自己主張をするなるようになる。中学生以上の場合は当然だ。

 たとえば、ジャージとか運動靴などは、「アディダス」とか「アシックス」とか「プーマ」などを欲しがることになる。マークがかっこいいしね。ところが、そうした有名ブランドは高い。そこで、登場するのが、関西風に言えば「パチモン」と称される「パクリ商品」だ。「パクリ商品」は、かなり値段が安かった。

 「adidas(アディダス)」ならぬ「adioss(アディオス)」は、ハッパのマークが少しギザギザだった。「asics(アシックス)」ならぬ「asicsa(アシックサ)」というのもあった。「puma(プーマ)」は、「pyuma(ピューマ)」になっており、プーマの絵(うちのおかんは、ネコと言っていた???)が微妙な図柄になっていた。

 もうオジンになると、アシックサでもアディオスでもピューマでも何でもいいのだが(そのほうがナウイかもしれない)、当時の子供はそうした微妙なデザインや名称の差異に気付き、下手をすれば嘲笑の対象になった(さすがに登校拒否はいなかったが)。今なら、イジメの対象にでもなっているのかしら。

 まあ、昔はむちゃくちゃだったのだが、少しはユーモアと寛容性があったのだろう。ところで、30数年前のこうした現象は関西(三木市?)特有の現象なのだろうか? それとも、全国的に見られたのだろうか? ご存じでしたらご教示くださいませ。

 それにしても、相変わらず疲れが取れず、医者からもらった薬を飲んでいる。私だけかと思ったら、実はそうでもなく、みんな同年代の人間は疲れているようだ。がんばろう。道は開ける。

 肝心なことを忘れていました。

 拙著『戦国・織豊期 赤松氏の権力構造』岩田書院(2014年10月/定価2,900円・税別)

 ですが、随分と無理を申しまして、刊行をさせていただきました。ですので、赤松氏にご関心をお持ちの方、また関係する自治体の図書館および大学図書館には、ぜひご購読をお願い申し上げる次第です。所蔵されていない場合は、図書館にリクエストしてください。よろしくお願い申し上げます。

 なお、天気が悪かったので外出は控え、結局、カキフライ定食は食べ損ねました。残念。
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Re: よう見たら…

> 大学の頃、ワニが描かれた「LACOSKE」(ラコスケ)の筆入れを持って来ている人がいました。

それは、ブルジョアの多いKGにはふさわしくないですね。
靴の4本ラインの「K-SWISS」のことを知らず、「アディダス」の「パチモン」かと思っていました(苦笑)。

よう見たら…

大学の頃、ワニが描かれた「LACOSKE」(ラコスケ)の筆入れを持って来ている人がいました。

Re: No title

それくらいなら、ギャクとして無視(?)されているのですかね。
パクリとオマージュ(ユーモア?)は、線引きが難しいところです。

No title

観光地に行けば、魚を書いた「ADIDESU]。ブサイク?な女性をBOSS風に書いた「BUSS」とかありましたね。これらは鹿児島にありました。今でも観光地では、生き延びているかもしれませんが?
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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