2015年2月16日 テレビの自主規制
晴れ。今日は暖かいらしい。
以前にも書いたが、今のテレビは自主規制をしているので、昔のような芸能人水泳大会での「ポロリ」とか、ドラマのお色気シーンも放映されなくなった(私も用語については自主規制している!?)。再放送する場合は、カットかモザイクだ。昔のドラマは、問題ある用語も使用されていたので、その部分はあえて音声をカットする(「ぶつっ」と音がする)。たとえば、一昨年MXで再放送された「タイガーマスク」はぶつぶつ音声が途切れていた(最初のテロップで、当時のまま放送すると断っていたが)。それゆえ、そういう箇所が多いドラマは、今後放送が難しくなる。
個人的に懐かしいのは、心霊、UFO、ノストラダムスの大予言、川口浩の探検隊などだ。
①心霊
昔、サンテレビ(兵庫県のローカル局)で「ビックリ大集合!」という番組が放映されていた。司会は、ロボコンのお父さん役の大野しげひささんだった。この番組は心霊やオカルトを取り上げており、翌日には子供たちの間で話題になった。特に、心霊写真では、わざわざ日光華厳の滝に行って写真を取り、人の顔のようなもやっとした部分を見せ、「これは自殺した人の怨念です」と盛んに言っていた。まだ子供だったので、正直言って怖かった。
ほかにも類した特集番組はたくさんあった。死んだ人の霊が乗り移って、イタコのフリをするだとか、それで話題になった人もおり、真偽をめぐって論争になった。
②UFO
これもかつては、盛んに放映されていた。朝起きたら、勝手にキレイに草が刈られていたとか(何とかサークル)、牛が血を流さずに殺されていたとか、宇宙人にさらわれエッチなことをされたとか、などなど。UFOの写真は、いつも腐るほど取り上げられていた。このときの殺し文句は、「NASAに真相を確かめるべく問い合わせたが、回答はなかった」というもので、UFOはアメリカのトップシークレットということになっていた。とにかく子供だったので怖かった。
今考えてみると、NASAも忙しいので、いちいちばかばかしい質問に答える必要もなく、さぞかし迷惑だっただろうな、ということだ。陰謀説とやらは、絶対に信用できない。
③ノストラダムスの大予言
これも盛んに放映されていた。フランスの詩人・ノストラダムの詩を翻訳し、1999年に地球が滅亡すると予言したもの。この予言詩は、ほかにも数多くの予言を的中させていると話題になった。先輩によると、この本を書いた著者は関連本を出版するたびに売れに売れ、百何十刷にまでなったそうだ(そういうのがシリーズとしてたくさん出た)。ときに「惑星直列」とか専門用語も飛び出し、あたかも学問的な裏付けがある印象を受けた。
1999年に巨大な隕石降ってくるとか、宇宙人が攻めてくるとか、原子力発電所が大爆発するとか、やれ大地震か、米ソの戦争か、などと、大人が真剣に(?)議論していた。
でも、1999年には何も起こらず、みんなこのことを忘れてしまった。
④川口浩の探検隊
この頃にはもう少し大人になっていたので、周囲も含めて「これが本当だ」と思って見ている人は皆無であったように思う。むしろ「真剣なギャグ番組」と思っていたようだ。コミックソングで馬鹿にされていたくらいである。挙句の果ては、番組スタッフがムチャクチャしていたことが露見し、番組は終わった。このあたりから、テレビの「やらせ」が問題になったように思う。
比較的許せないのが、糸井重里が出ていた「徳川埋蔵金」だ。1回だけかと思ったのだが、「今回はダメでしたが、次回は・・・」ということで、ありもしないものを長く引きずって、視聴者の怒りを買った。
要するに、
①テレビは公共性が強いので、ウソか本当かわからないいいかげんなものを放映できない、
②心霊などは、心霊商法につながるなど犯罪を助長する可能性がある、
ということになろう。番組でやたらと「個人の感想です」とテロップが流れるのもその一つだ(健康関係が多い)。ただ、逆にテレビがおもしろくなくなったのも事実である。
補足
では、学者などがなぜ「そうしたウソ」に反論しないのかであるが、NASAと同じく「そんなウソ・デタラメに付き合う暇はない。研究の時間が惜しい」というのが本音であろう。反論すれば、違う問題が生じることもあるし(誹謗中傷、いやがらせとか)。
以前にも書いたが、今のテレビは自主規制をしているので、昔のような芸能人水泳大会での「ポロリ」とか、ドラマのお色気シーンも放映されなくなった(私も用語については自主規制している!?)。再放送する場合は、カットかモザイクだ。昔のドラマは、問題ある用語も使用されていたので、その部分はあえて音声をカットする(「ぶつっ」と音がする)。たとえば、一昨年MXで再放送された「タイガーマスク」はぶつぶつ音声が途切れていた(最初のテロップで、当時のまま放送すると断っていたが)。それゆえ、そういう箇所が多いドラマは、今後放送が難しくなる。
個人的に懐かしいのは、心霊、UFO、ノストラダムスの大予言、川口浩の探検隊などだ。
①心霊
昔、サンテレビ(兵庫県のローカル局)で「ビックリ大集合!」という番組が放映されていた。司会は、ロボコンのお父さん役の大野しげひささんだった。この番組は心霊やオカルトを取り上げており、翌日には子供たちの間で話題になった。特に、心霊写真では、わざわざ日光華厳の滝に行って写真を取り、人の顔のようなもやっとした部分を見せ、「これは自殺した人の怨念です」と盛んに言っていた。まだ子供だったので、正直言って怖かった。
ほかにも類した特集番組はたくさんあった。死んだ人の霊が乗り移って、イタコのフリをするだとか、それで話題になった人もおり、真偽をめぐって論争になった。
②UFO
これもかつては、盛んに放映されていた。朝起きたら、勝手にキレイに草が刈られていたとか(何とかサークル)、牛が血を流さずに殺されていたとか、宇宙人にさらわれエッチなことをされたとか、などなど。UFOの写真は、いつも腐るほど取り上げられていた。このときの殺し文句は、「NASAに真相を確かめるべく問い合わせたが、回答はなかった」というもので、UFOはアメリカのトップシークレットということになっていた。とにかく子供だったので怖かった。
今考えてみると、NASAも忙しいので、いちいちばかばかしい質問に答える必要もなく、さぞかし迷惑だっただろうな、ということだ。陰謀説とやらは、絶対に信用できない。
③ノストラダムスの大予言
これも盛んに放映されていた。フランスの詩人・ノストラダムの詩を翻訳し、1999年に地球が滅亡すると予言したもの。この予言詩は、ほかにも数多くの予言を的中させていると話題になった。先輩によると、この本を書いた著者は関連本を出版するたびに売れに売れ、百何十刷にまでなったそうだ(そういうのがシリーズとしてたくさん出た)。ときに「惑星直列」とか専門用語も飛び出し、あたかも学問的な裏付けがある印象を受けた。
1999年に巨大な隕石降ってくるとか、宇宙人が攻めてくるとか、原子力発電所が大爆発するとか、やれ大地震か、米ソの戦争か、などと、大人が真剣に(?)議論していた。
でも、1999年には何も起こらず、みんなこのことを忘れてしまった。
④川口浩の探検隊
この頃にはもう少し大人になっていたので、周囲も含めて「これが本当だ」と思って見ている人は皆無であったように思う。むしろ「真剣なギャグ番組」と思っていたようだ。コミックソングで馬鹿にされていたくらいである。挙句の果ては、番組スタッフがムチャクチャしていたことが露見し、番組は終わった。このあたりから、テレビの「やらせ」が問題になったように思う。
比較的許せないのが、糸井重里が出ていた「徳川埋蔵金」だ。1回だけかと思ったのだが、「今回はダメでしたが、次回は・・・」ということで、ありもしないものを長く引きずって、視聴者の怒りを買った。
要するに、
①テレビは公共性が強いので、ウソか本当かわからないいいかげんなものを放映できない、
②心霊などは、心霊商法につながるなど犯罪を助長する可能性がある、
ということになろう。番組でやたらと「個人の感想です」とテロップが流れるのもその一つだ(健康関係が多い)。ただ、逆にテレビがおもしろくなくなったのも事実である。
補足
では、学者などがなぜ「そうしたウソ」に反論しないのかであるが、NASAと同じく「そんなウソ・デタラメに付き合う暇はない。研究の時間が惜しい」というのが本音であろう。反論すれば、違う問題が生じることもあるし(誹謗中傷、いやがらせとか)。
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