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2015年2月23日 大坂の陣

 今日は暖かいらしく、日中は17~18度くらいになるらしい。

 それにしても忙しく、明日は三鷹市で講演会があるので、今日はその最後の準備で忙しくなる。むろん、テーマは「黒田官兵衛」ではなく、「大坂の陣」である。今さら「官兵衛・・・」といっても、残念ながら相手にされない。もうブームは、とっくに終わったので。

 周知のとおり、今年は大坂の陣が終結して、500年400年という節目に当たる。ところが残念なことに、地元の大阪市および周辺の自治体を除くと、さほど盛り上がりはない。関東方面では、「そんなの関係ねえ!」という感じである。関ヶ原合戦は、東西両軍のいずれにも勝利の目があったが、大坂の陣は贔屓目に見ても豊臣方の勝利はない。なので、盛り上がりに欠けるのだろうと思う。

 また、胡散臭い逸話があまりにも多すぎる。そういう話が検証されないまま、妙な話ばかりが印象深く残っている。明日は、そうした話にも触れて、楽しんでいただこうと思っている。

 ご存じかもしれないが、大坂の陣の史料は『大日本史料』『大阪編年史』『大阪市史 第五巻』などにある程度収録されている。これに、さまざまな史料集や未活字化史料(戦功書上などを含む)と膨大な分量になる。でも、個別研究は非常に乏しいのが現状である。一般書(特に戦記ちっくなもの)は多いのだが。

 ということなので、大坂の陣で講演会を企画されている自治体さんがおられたら、ぜひ声をかけてくださいませ。という、お願いでございます。

追伸

 ところで、先日、版元(出版社)様から、

 拙著『こんなに面白いとは思わなかった! 関ヶ原の戦い』光文社・知恵の森文庫

 が、「もう一息だ!」とご連絡をいただきました。

 引き続き応援をよろしくお願い申し上げます!
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Re: 関ヶ原の戦い

ご購読ありがとうございます。
あの書体はなかなか気に入っていたのですが・・・。
ちなみに、もう一息で重版ということです。

まだまだがんばらなくては・・・。v-40

関ヶ原の戦い

「関ヶ原の戦い」がもう一息ですと。
あの本は編集者が書体で冒険しすぎたんですよ。
本文のかなの書体も普通と違ふので慣れるまでに暫く掛ります。
見出しは相当遊んでゐますね。

Re: わはは

100年くらい誤差の範囲ですよ!

と、開き直るのではなく、とうとう数も数えられなくなったか、という我が身のミジメさを思う。

ダメですな。

明日は間違えないようにしますけん。

わはは

400年です。
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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