2015年6月24日 『真実の戦国時代』(柏書房)を読んでみる
晴れ。暑い。昨晩は雨が降っていたが、今日はどうなるのだろうか?もう6月も終わりに近づいてきたね。
ともあれ、昨日は改めて『真実の戦国時代』(柏書房)を読んで見た。いちおう編者なので全原稿を3~4回は読んでいるのであるが、あまり読んだ気がしなかった。というのも、細かいところに目がいって(あら探し???)、楽しむ余裕がなかったといえるからである。いうならば、「編者はつらいよ」ということになろう。
この本のコンセプトは、おおむね次のようになろう。
・戦国時代の重要なテーマについて、最新の成果に基づいて平易に解説する(個人の新説を展開する場ではない)。
戦国時代といえば、通史や主に合戦を中心にした本が多いものの、それ以外のテーマについて解説したものは乏しい。乏しいというよりも、あるのだが目立たないのかもしれない。また、いうまでもなく専門書では、一般の人にはハードルが高く、研究者向けの『~辞典』というのも敷居が高そうだ(一定の専門知識を前提とする)。つまり、本書の類書は乏しいといえる。
そのために、次の点に留意して編集を行った。
・あくまで一般向けなので、歴史(戦国時代)の知識が乏しい人にもわかりやすく執筆する。
・史料は原文でなく、現代語訳(あるいは意訳)する。
・難解な用語などには、簡単な解説をつける。
・文中に研究者名や論文名が頻出すると読みづらいので、できるかぎり主要参考文献の欄にまとめた。
戦国時代に限らず、多くの学問は日進月歩の世界である。歴史の教科書でさえ、最新の成果が反映されるのにはかなりの時間を要する。惣無事令のように、いったん教科書に掲載されながらも、微妙になってきたものもある。何より歴史小説、映画、ドラマなどの俗説が蔓延している感がある(もちろんエンタメ性は否定しない)。
本書を読めば、最新の研究に基づいて、それらの誤謬を正しているので、大変参考になる。参考文献欄も充実しているので、もっと勉強したくなったら、それらの本や論文を読めばさらに勉強になる。実は、密かに専門家も読んでいる優れものということができよう・・・。自画自賛になってごめんね・・・。
とはいいながらも、執筆者はどなたもその分野の一線で活躍されているばかりなので(わたしだけ最後尾・・・)、ぜひ書店で見かけられたら、手に取っていただけると幸いである。改めて執筆者の皆様、ありがとうございました。どうぞ、よろしゅうに・・・。
ともあれ、昨日は改めて『真実の戦国時代』(柏書房)を読んで見た。いちおう編者なので全原稿を3~4回は読んでいるのであるが、あまり読んだ気がしなかった。というのも、細かいところに目がいって(あら探し???)、楽しむ余裕がなかったといえるからである。いうならば、「編者はつらいよ」ということになろう。
この本のコンセプトは、おおむね次のようになろう。
・戦国時代の重要なテーマについて、最新の成果に基づいて平易に解説する(個人の新説を展開する場ではない)。
戦国時代といえば、通史や主に合戦を中心にした本が多いものの、それ以外のテーマについて解説したものは乏しい。乏しいというよりも、あるのだが目立たないのかもしれない。また、いうまでもなく専門書では、一般の人にはハードルが高く、研究者向けの『~辞典』というのも敷居が高そうだ(一定の専門知識を前提とする)。つまり、本書の類書は乏しいといえる。
そのために、次の点に留意して編集を行った。
・あくまで一般向けなので、歴史(戦国時代)の知識が乏しい人にもわかりやすく執筆する。
・史料は原文でなく、現代語訳(あるいは意訳)する。
・難解な用語などには、簡単な解説をつける。
・文中に研究者名や論文名が頻出すると読みづらいので、できるかぎり主要参考文献の欄にまとめた。
戦国時代に限らず、多くの学問は日進月歩の世界である。歴史の教科書でさえ、最新の成果が反映されるのにはかなりの時間を要する。惣無事令のように、いったん教科書に掲載されながらも、微妙になってきたものもある。何より歴史小説、映画、ドラマなどの俗説が蔓延している感がある(もちろんエンタメ性は否定しない)。
本書を読めば、最新の研究に基づいて、それらの誤謬を正しているので、大変参考になる。参考文献欄も充実しているので、もっと勉強したくなったら、それらの本や論文を読めばさらに勉強になる。実は、密かに専門家も読んでいる優れものということができよう・・・。自画自賛になってごめんね・・・。
とはいいながらも、執筆者はどなたもその分野の一線で活躍されているばかりなので(わたしだけ最後尾・・・)、ぜひ書店で見かけられたら、手に取っていただけると幸いである。改めて執筆者の皆様、ありがとうございました。どうぞ、よろしゅうに・・・。
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