2015年7月29日 灼熱地獄

 今朝もたいへんに暑く。灼熱地獄といわざるをえない。しかし、日本中どこに行っても暑いのだから、それはどうしようもないのだ。

 中学生の頃、サッカーをしていたが、地獄のような練習を思い出す。というか、あの時代の部活は、どこも地獄のような練習だったのだ。そもそも現在では考えられないが、水を飲むという行為は、一切禁止されていた。無断で水を飲もうものなら、激しい叱責を受けるのであった(罰として走らされることも)。

 夏休みになると、午前中は練習だった。ゴールポストからゴールポストまでの約100mの距離をダッシュで往復し、それを10本近くやらされた。最初はノドが乾く程度の感覚しかないが、やがて体中の水分が体外に排出され、ノドがヒリヒリするような感覚に襲われる。もう体内には、一滴の水分すらないような状況に襲われるのだ。そして、そのまま練習を続ける。

 もちろん水は少し飲ませてくれるが、水を飲むような奴は根性がないと思われていた。フラフラになるのは、水分が補給されていないからではなく、根性がないからだと真剣に考えられていた。すべてが精神論に集約され、解釈がなされるのであった。私の学校ではなかったが、暴力が支配する運動部も少なからずあった。

 高校どころか、大学でも日常的な暴力が支配していたことも珍しくない。それは「臭い物に蓋をする」ではないが、当局にもみ消しにされていたのだ。ここ十数年ほど、暴力を受けた生徒・学生が警察に暴力事件として訴えることが多くなったので、表面化したのである。いうまでもないが、暴力はいけない。

 今考えてみると、当時の体育教師たちは、科学的なトレーニング法などを大学で学ぶことなく、根性論だけを信奉していたのかもしれない。今は、そんなことはないのだろう。

 ただ、現在は根性論がなくなった代わりに、スポーツにはカネがかかるようになった。競技場などの施設・設備は別として、科学的な根拠に基づくトレーニングを実施するには、医療的な測定機器が欠かせなくなった。100mで10秒を切ることも重要であるが、貧困や生活苦に喘いでいる人もいるので、無理をしてスポーツにカネをかけることはないだろう。自己責任でやってほしい。
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
678位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
100位
アクセスランキングを見る>>
リンク
ブログ内検索
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新の記事
無料カウンター