2015年8月3日 正しい大学の選び方⑤

 あまりの暑さに死にそうですな。今日は博物館の内覧会に出掛けてきます・・・。楽しみじゃ!

 ところで、正しい大学の選び方⑤は就職である。

 最近、人気がある看護、医療、福祉、保育などの分野については、どの大学に行ってもさほど変わりはない。病院、福祉施設、保育所などは、医療法人、社会福祉法人などが経営しており、規模の大小はあっても、待遇的に大きな差はないようだ。

 運命の分かれ道は、公務員になれるかどうかである。公務員のほうが圧倒的に待遇がいいのだ。だから、この分野で就職を目指すなら、公務員を目指せということになろう。そうした分野で離職者(公務員以外の場合)が多いのは、周知のとおり、年齢とともに給与が上がらないからである。マジメに公務員試験の勉強をするしかない。

 一般企業を目指すとなると、やはり偏差値が高い大学が圧倒的に有利である。「学歴(正しくは学校歴)」は関係ないというが、それはウソである。大学のレベルによっては、説明会への参加を認めない企業も少なくない(特に、有名企業)。たとえば、都市銀行などには、高いレベルの大学の卒業生が10数名単位で入社することも珍しくないが、そうでない大学の場合は、数年に一人というのが当たり前だ(銀行以外の有名企業も同じ)。『週刊朝日』や『サンデー毎日』などをみれば、就職先の格差は一目瞭然である。

 最初に行ったとおり、可能ならば偏差値の高い有名大学に行ったほうが良いという理由は、この点にある。

 しかし、誤解していけないのは、偏差値の高い有名大学に行っても、必ず一流企業に入社できるとは限らないことだ。可能性が高くなっただけ、といえよう(就職すらできない人もいる)。その点、お間違いのないように。

 大学の就職率というのにも、用心をする必要がある。よく無名大学でも、「就職率95%」などと言っているが、それが本当なのかは疑問な点がある。そのしくみは、次のとおりである。

 仮に100人の学生がいるとしよう。このうち、10人大学院進学、家業継承などの理由によって、就職活動をしない場合は、90人が就職希望者になる。内定者は大学に届を出すが、うち60人しか届が出なかったとしよう。すると、大学は残りの30人に就職先の有無について、問い合わせをする。結果、30人中10人から回答があり、5人が内定届を出し、5人が就職先が決まらなかったと報告したとしよう。すると、残りの20人は「回答なし」ということで、就職希望者の分母から差し引く。

 つまり、65人/70人=92.9%(就職率)となる。

 仮に、届け出なかった人が就職できていなかった場合は、65人/90人=72.2%(就職率)となる。

 ついでにいうと、就職の中身も疑問なことがある。正社員だけでなく、非正規の場合もカウントされている可能性があることだ。つまり、数字をよく見せようとしていることになろう。

 とはいいながらも、就職は運がつきもので、「必ず」というものはない。進学先は、よくかんがえることにしよう。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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