2015年12月24日 クリスマス・イブ+学問のオタク化

 曇り。昨日は非常に寒かったのですが、今日は暖かくなるようです・・・。

 今日はクリスマス・イブです。ところが、私には一切関係がありません・・・。ここ10年近く、何の関与もございませんでした。考えてみると、大学は関西学院大学(キリスト教)で学び、博士後期課程は佛教大学(仏教)でした。皇學館大学(神道)にもお世話になっております。ここにイスラム教などが加わればすごいのですが・・・。節操のない人間でございます・・・。

 ここ数日間で、けっこう疲れが溜まりました。ただ、そんな悠長なことは言ってられませんがね。「それは気のせいだ!」とか「病は気からだ!」と一蹴する必要がありましょう。要は精神力です。精神力で飛行機を撃ち落とすとか、竹槍で戦車を破壊するとか、それくらいの覚悟がないといけませんね。

 先日、おもしろい本を読みました。その一節に「学問のオタク化」ということが挙げられていました。もう、ずっと以前から指摘されていることですが、要はどの分野でも学問の細分化が進み、全体を統括する議論がなくなり、どんどんマニアックかつオタク化していくというお話しです。たとえば、赤松氏についてはやたらと細かいことまで知っているが、ほかの大名のことは何も知らないということになりましょう。また、最初から赤松氏のことは何でも知りたいが、「戦国大名とは何ぞや?」とかの議論には一切関心がないなどのことを含まれると思います。

 学問を志す動機も違います。われわれなどは「○○氏の研究がしたい」などが多いと思います。しかし、先人たちはそんなケチな動機ではなく、「日本を破滅に追い込んだ封建制とはいったい何なんだ!」とか、かなり大志を抱いて学問に取り組んでいます。したがって、「○○氏の系譜」「○○氏の動向」だとか重箱の隅をつついて喜ぶことは、誠に些末なことになるわけです(むろん調べることは大切ですよ。私はそれすらできません)。

 以前、Eテレで源氏物語研究の第一人者の先生が研究の動機を話しておられましたが、要は日本が戦争に向かっていくのに自分は抵抗するあるいは反対することができなかったことへの悔恨、加えて戦争に向かっていった日本人とはいかなるものなのかを追究したという思いがあったようです。やはり、大物は違いますね。

 すでに重箱の隅すら突けなくなった人間が言うのも変ですが、今一度、われわれは何で「○○」の研究をしたいのか考える必要があるように思いました。「知りたい」というのが共通の動機なのでしょうが、さらに「なぜ?」ということを考えないといけません。正月にゆっくり考えようと思いましたが、労働に従事する必要があります。

 ちなみにですが、年中無休(年末年始も営業)という「一人ブラック企業」ですので、何なりとお申し付けください。皆様が初出勤されたら、きっと原稿がそろっているはずですので。

 『十六世紀史論叢』5号の在庫状況(残り1冊)

 『十六世紀史論叢』5号の在庫状況ですが、本日さらに1冊の注文がありましたので、残り1冊になりました。しつこいようですが、重版はしません。在庫がなくなったら終わりです。ご入用の方はお急ぎください。

 なお、入金後に在庫切れが判明するとご迷惑をかけてしまうので、ご入用の方はあらかじめご連絡をいただけると幸いです。その分は取り置きしておきます。

 追記1 雑誌の取材

 さきほど、雑誌の電話取材が終わりました。誠にありがとうございました。


 追記2 『サンデー毎日』(新春合併号)

 同誌にコメントが掲載されました。
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プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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