2016年3月3日 良かった+富山県郷土史会編刊『朝倉家録』

 おはようございます。朝は寒いですが、徐々に少しは暖かくなるようですね。今日はひな祭りですが、私には関係がありません。誠に残念ですが・・・。昨日は久しぶりに快事をうかがいました。大変人柄の良い方で、今後ますますのご活躍が期待されます。おめでとうございます。

 業績のある高名な研究者は、一般的に大変人柄がよく、謙虚な人が多いように思います。私と同年代で活躍する人も、神か仏かという感じの方が多いです。もちろん全員とは言いませんが。

 逆に、困った人がいるのも事実です。自分の研究を誇示し酔いしれ、自分の意見に従わない研究者に対しては、あらん限りの手を尽くして、かなりの無理をして誤読と曲解を繰り返してでも、誹謗中傷と罵倒(学問的な批判ではない)を行うというものです。そういう人は、どこへ行っても他の研究者の悪口ばかり言うのですが、当人の研究は別に大したことがないということが多いです。昨日読んだ原稿で、つくづくそう感じました。

 後ろ向きの努力は虚しいものです。前向きな努力が肝要です。

 今日は、富山県郷土史会編刊『朝倉家録』を紹介しましょう。

 同書は、越前国朝倉氏の歴史を叙述した編纂物です。その勃興から消滅までを詳述しています。「何で富山県なの?」と思われるかもしれませんが、それは同書が富山県立図書館に所蔵されているからです。奥書によると、成立は天正5年(1577)と考えられ、朝倉氏滅亡から時を経ていません。

 同書の特長の一つとして、今は失ってしまったと考えられる、文書が比較的多く収録されていることです。それゆえか、特に朝倉孝景の越前国守護職就任をめぐって、この史料を用いた研究が数多くあります。私も「赤松氏再興と加賀国半国守護補任について―中央政局と越前国朝倉氏との関係から―」『皇學館論叢』246号(2009)で取り上げたことがあります。

 ただ、朝倉孝景の越前国守護職就任をめぐる史料については、誰しもがその内容や形式について疑義を提示しているので、さらに検証が必要なようです。文書以外の地の文の箇所についても、内容が豊富でおもしろいのですが、安易に鵜呑みすることなく、慎重な検討が必要です。

 同書の在庫状況などは不明ですが、たしか一乗谷の資料館で売っていたような記憶があります。

 さて、連日で恐縮ですが、弊社刊行物のご案内です。

■『幕末・維新に学ぶ 英傑はいかに困難を乗り越えたか』(好評発売中!)New

   渡邊大門著

   ○本書の構成○

     はじめに
     序  章 若者が活躍した幕末・維新
     第一章 坂本龍馬 ―実践から学ぶ―
     第二章 陸奥宗光 ―再チャレンジの成功―
     第三章 大久保利通 ―信念を貫く重要さ―
     第四章 河井継之助 ―抵抗勢力と既得権益の打破―
     第五章 勝海舟 ―超人的な努力―
     第六章 橋本左内 ―天才の悲哀―
     終  章 幕末・維新期の若者に学ぶ
     主要参考文献
     おわりに

     B6判 総ページ数・188頁 定価1,500円+税(計1,620円)

     ※本書は『「アラサー」が変えた幕末―時代を動かした若き志士たち―』マイコミ新書(2009)を増補・改題したものです。


【本書の内容】
 あの幕末維新期の英傑は、なぜ成功したのか。教科書などでは、その生涯がごく簡単にしか取り上げられない幕末維新期の著名人たち。彼らの多くは強力なバックもなく、身分は低く無名の存在であった。そして、彼らの成功の陰には、度重なる試行錯誤と失敗があった! 本書では著名な6人の人物を取り上げ、単なる成功譚ではなく、むしろ試行錯誤と失敗に焦点を当てて叙述を試みた。政治的、経済的、社会的に混迷を深める中で、彼らはいかにして活路を見出したのだろうか。現代に生きる人の大きなヒントになる1冊です。

【購入方法】
 代金1,620円を下記の口座のいずれかにお振り込みください。送料は無料です。


【振込方法①/銀行振込】
  銀行口座:ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0587410
  口座名義:株式会社歴史と文化の研究所 【カナ】 カ)レキシトブンカノケンキュウショ

  ※振り込まれましたら、送付先住所を明記してメール<watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■は@)>をください。

【振込方法②/振替口座】
  口座記号番号:00150-9-587410
  口座名称:株式会社歴史と文化の研究所

※図書館等の機関で、見積書、納品書等が必要な場合は、遠慮なくご連絡ください。

bakumatsu hyoushi - コピー_01

 何卒ご購読のほどお願い申し上げます。
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Re: 上巳の節句の日に

いつもありがとうございます。
ご友人が亡くなりましたこと、お悔やみ申し上げます。

東京や京都もそうですが、今や大都会となった場所には、ひっそりと幕末・維新期の碑が立っております。
いろいろと歩いてみると楽しいものです。

前回も書きこんでいただきましたが、今や歴史ドラマを見ることが困難になっています。
再び隆盛になることを望んでいるのですが。

また、いろいろと写真も上げますので、よろしくお願い申し上げます。

上巳の節句の日に

 今日は、3月3日で上巳の節句です。今朝早く近所の知人が亡くなりました。肝臓がんでしたが、その知人と若かりし頃は、所謂「飲む、打つ、買う」の遊び友達でもありました。しかしながら、命日が3月3日とは!!…合掌。
今から156年前の安政7年3月3日(旧暦ですが)の江戸は大雪でした。江戸(東京)で大事件が起こると不思議に大雪ですね!!「赤穂浪士の討ち入り」「桜田門外の変」」「2.26事件」といい映画などの絵になるシーンとなりますね。ところで、映画「柘榴坂の仇討」での井伊直弼役は中村吉右衛門(播磨屋)さんでしたね。俳優が違うとこうも直弼のイメージが変わるものなのかなと実感しました。仇敵を追い続ける彦根藩士・志村金吾役を中井貴一さんが、追われる敵役・佐橋十兵衛を阿部寛さんが演じていて、最後のシーンは泣けましたが、悪までも浅田次郎氏による歴史小説(フィクション)ですね。映画「桜田門外の変」の主役は大沢たかおさんが関鉄之助を演じていましたが、何と直弼の幼名も同じ鉄之助でした。まぁ、健康には十分に留意して、美味しいお酒を楽しみながら、歴史ドラマを楽しみたいと思いますが、直弼の墓が東京都の史跡指定とは?驚きました。
 それにしましても、「紀尾井町」というからには、元々水戸藩は仲間はずれだったのですか?かつて、ホテルニューオータニから赤坂見附のしんどい坂登りながら、屏風のように屹立する赤坂プリンスホテルを見上げますと、過去と現代の不思議なタイムスリップを感じたことを昨日のことのように思い出しました今日です。
プロフィール

渡邊大門(わたなべ だいもん)

  • Author:渡邊大門(わたなべ だいもん)
  • 1990年3月関西学院大学文学部史学科卒業
    2008年3月佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)
    E-Mail:watanabe.daimon■peach.plala.or.jp(■=@)
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