2016年4月21日 ある崩壊した論文集の運命
おはようございます。
かつて『戦国・織豊期の西国社会』日本史史料研究会(2012)という本を共著で刊行しました。論文が30編程度収録されており、1,000ページを超える大作です。しかし、値段は5,000円を切るリーズナブルさ。たぶん、普通の出版社で刊行したら、30,000円近くの値段になると思います。それでも若い人にとって高価であるのはたしかです。
ある図書館で同書を発見した方によると、多くの人がコピーをしたようで、背の部分がぐちゃぐちゃになっているとのことでした。分厚い本をコピーするときは、開いたときに中央部が黒くなり、コピーが不鮮明になってしまうので、それを避けるために思いっ切り背の部分を押して、コピー台に押し付けます。それゆえ、本の背の部分が崩壊する訳です。もはや本が崩壊しそうなので、コピーは難しいとのことでした。
ちなみに、ある室町幕府の本は公刊されておらず、一部の図書館にしか所蔵されていないので、大変な状況になっているとうかがいました。背の部分はほぼ完全に崩壊しており、糊やガムテープで補強されているとのこと。それでもそれしかないので、コピーをする人は後を絶たず、完全に崩壊するのは時間の問題と言われています。ちなみにこの本は、古書市場に登場すると、10万円以上の値が付く稀覯本で、もはや重要文化財いや国宝級の扱いになっています。
ちなみに、私の本はいくらでも売っているので、お小遣いが余っていたらお買い求めください。
拙著 『進化する戦国時代』洋泉社(2016)も絶賛発売中です。
かつて『戦国・織豊期の西国社会』日本史史料研究会(2012)という本を共著で刊行しました。論文が30編程度収録されており、1,000ページを超える大作です。しかし、値段は5,000円を切るリーズナブルさ。たぶん、普通の出版社で刊行したら、30,000円近くの値段になると思います。それでも若い人にとって高価であるのはたしかです。
ある図書館で同書を発見した方によると、多くの人がコピーをしたようで、背の部分がぐちゃぐちゃになっているとのことでした。分厚い本をコピーするときは、開いたときに中央部が黒くなり、コピーが不鮮明になってしまうので、それを避けるために思いっ切り背の部分を押して、コピー台に押し付けます。それゆえ、本の背の部分が崩壊する訳です。もはや本が崩壊しそうなので、コピーは難しいとのことでした。
ちなみに、ある室町幕府の本は公刊されておらず、一部の図書館にしか所蔵されていないので、大変な状況になっているとうかがいました。背の部分はほぼ完全に崩壊しており、糊やガムテープで補強されているとのこと。それでもそれしかないので、コピーをする人は後を絶たず、完全に崩壊するのは時間の問題と言われています。ちなみにこの本は、古書市場に登場すると、10万円以上の値が付く稀覯本で、もはや重要文化財いや国宝級の扱いになっています。
ちなみに、私の本はいくらでも売っているので、お小遣いが余っていたらお買い求めください。
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